県内感染者が2日連続過去最多
本日8月12日(木)は、静岡県内では新たに354人が新型コロナウイルスに感染したと発表され、2日連続で過去最多を更新しました。
吉田町で5人、牧之原市では1人が確認されました。志太榛原地域における直近1週間の人口10万人あたりの感染者数を見てみると…県が15日から「まん延防止等重点措置」の対象区域に追加する焼津市が、78.6人。県内では①清水町(151.3人)②沼津市(89.4人)③函南町(79人)の東部地域に次いで突出しています。
やはり「まん防」が適用された藤枝市も46.8人と多いわけですが…今回も、対象にはなっていない吉田町が48.7人と、国の指標による最悪の感染ステージ4(25人)の倍近い、極めて深刻な状況に陥っていることがわかります。
吉田町、そして隣の牧之原市のみなさまには、本当に心苦しい限りですが、これまで以上に入念な感染防止対策の徹底と、不要不急の外出をお控えいただきますよう、伏してお願いいたします。
一昨日の新聞の1面の「緑茶成分にコロナ不活性効果」という記事に対して、私の説明や書き方が分かりにくかったため、かなりのみなさまに誤解や勘違いを生じさせてしまったようなので、改めて補足します。
当該記事の〝ニュース(=新事実)〟は…県が、緑茶がコロナに効果があるという研究結果を…「6月に学術誌に投稿していた」という1点だけです!! 緑茶成分のコロナウイルスに対する「不活性化」や「感染阻害効果」に関しては、県はすでに年明けまでに検証を終えていて、4月に私がお茶振興課に話を聞いた際にも、詳しく説明を受けました。写真の通り、ブログや県政報告でも報告済みです。
私はこれまで「静岡県として自信のある検証結果が出ているのならば…『学会や学術誌のお墨付きが出るのを待ってから公表したい』なんて悠長なことを言ってないで、さっさと他府県のように発信してください!!」「学会で認められたら、また大喜びで告知すればいいだけでしょう??」と声高に訴えてきたのです。
それでも、県は一向に態度を改めなかったばかりか、先月の一般質問で難波副知事が「お茶を飲むことは『新型コロナウイルス対策、あるいは予防策として効果があります』と言い切るためには、科学的検証によって、どのくらいの量を飲めば、どういう効果があるのか、という証拠を明らかにする必要があります」と、今更感満載のゴリゴリの正論を展開したのです。
この問題に限らず、静岡県は、いつも「形式」や「法令」や学術的な「根拠」や「裏付け」ばっかりにこだわって、県民にとって一番大切で必要な状況で、タイムリーな判断ができない!! 決断すべき時、広報すべき状況で的確な施策や処置ができないで、他の都道府県からどんどん遅れを取ってしまっている!! ということを言いたかったのです。
科学的、学術的裏付けなんかあろうとなかろうと、静岡県が収集したという効果的なデータを、広くマスコミに告知して…「①これが県が考える効能です」「②本日、学会に申請しました」「③研究成果の有効性が認められました!」と…最低3回は、世の中にタダでPRできたのに…結果的に何もしないまま、無駄に他府県の後塵を拝したことが非常に問題だったのです。
今回の地元紙の記事で、多くの県民に県の研究結果の内容が知れ渡り…「やっぱりお茶はいいよね?」「みんなで飲もう。全国に売り込もう!」という機運が高まれば、こんなにうれしいことはありません。。
ただし…半年前に、同じことを発信してくれていれば…全国&全世界への波及・宣伝効果は、数倍、数十倍だったのに…と残念に思っています。