竜巻被災者への支援を直談判
<被災翌朝(5月2日)の牧之原市布引原の全景(撮影・上山大助氏)>
本日は、県庁に出向いて、今回の牧之原市の竜巻被害に関する県の認識と、さまざまな課題に対する支援策について、危機管理部、くらし環境部、健康福祉部、産業経済部の4つの部の担当者から詳しい説明と解説を伺い、私からも多くの要望をさせていただきました。
それぞれの部からの報告と対応策を現時点ですべてつまびらかにすることは、今後の国・県・市の連携と支援金等のスムーズな流れを滞らせる原因にもなりかねないため、控えさせていただきます。
その上で、これまであまり知られていなかった今回の県内各地での竜巻・突風による『農作物への被害状況』(5月6日現在)について、御紹介します、
1.概要
5月1日夜半に県内で発生した突風等により、牧之原市でビニールハウス、防霜ファン損壊m「飛来物の茶畑への散乱などの農業被害が発生した。
その他、東部、中遠地区でもビニールハウスの損壊が発生した。
3.支援方策(現時点)
①農業近代化資金(県制度融資)
災害を受けた農業者が、融資機関から施設等の復旧に必要な資金について借り入れる場合、県が利子を負担する。
②農林水産協働利用施設災害復旧事業(国庫)
農業協同組合(茶農協)と農業協同組合連合会(経済連)が所有する共同利用施設についは、災害復旧に要する経費の一部を補助する。
また今回、牧之原市で発生した複数の竜巻・突風による災害廃棄物の処置費用に関しては…須々木区のハチマル醤油敷地内を含む全被災地での廃棄物が一括して対象とされ…「国(環境省)の『災害等廃棄物処理事業制度』の適用を受ける」との説明を受けました。
①「災害廃棄物の処理(収集・運搬・処分)」について国が2分の1を負担する。
②残りの2分の1は市の負担だが、その内の10分の8を特別交付税措置で対応する。
という制度です。
なので、牧之原市の実質的な負担は、全経費10分の1まで減額されることになりました。本当によかったです。
今回、被災された牧之原市民のための『竜巻災害Q&A集』です! 静岡県弁護士会が使ってくださいました。
ご家族、知人・友人、ご近所さんでお困りの方がいらっしゃいましたら…どうか共有ください! お渡しください!!