一騎打ちが正式決定
先に静岡知事選への立候補を表明した岩井茂樹参議院議員(52)は本日4月30日、国土交通副大臣を辞任しました。
これに足並みを揃え、自民党静岡県連は総務会と拡大選対会議を開き、全会一致で県連としての岩井氏に対する〝推薦〟を決めました。これにより6月3日告示・20日投開票の静岡県知事選は、4選を目指す現職の川勝平太知事(72)と岩井氏による事実上の〝一騎打ち〟の構図が決定しました。
静岡市内のホテルで開かれたこの日の会議に、岩井議員は緊急事態宣言下の東京から、県連会長の上川陽子法務大臣(68)とともにリモートで参加したそうです。
まずは上川会長が、川勝知事を、ブレーキの効かない〝暴走列車〟にたとえ…「暴走する列車を止めることは容易なことではありません。『岩井・静岡知事号』を走らせるために、短期決戦、みなさん力を合わせ、まなじりを決して戦おうではありませんか!!」と気勢を上げました。
これを受けて岩井氏は「国と県とが、しっかりと連携することができれば…静岡県は、さらに素晴らしい故郷になっていくと確信しております。そのためには何としてでも勝利を勝ち取らなければなりません!!」と決意を表明しました。
私は、自民党籍を持ってはいるものの…自民党から推薦も支援もいただけず2年前の選挙を戦った県議会では無会派、無所属の末端の1年生議員ではありますが…今の県議会最大会派・自民改革会議を立ち上げた初代代表で、元幹事長の大石哲司の息子です。
昨今の国政における自民党政権の不祥事や失政の数々に失望し、辟易している国民の1人でもありますが…こと県政においては、3期12年間にわたり文字通りの強権を振りかざして、唯我独尊や君子豹変を当然のこととするかのような独裁政治を続ける川勝政権の現状を何とか打破し、世代交代を果たさねばならないという思いを強くしています。
博識で雄弁でカリスマ性に満ちた川勝知事は…マイクの前、カメラの前では常に理路整然に、その場その場では説得力に満ちた、人々の琴線に触れる見事な演説や説明をされるので、一般県民からは絶大な人気を誇っています。私も、多くの点で大変尊敬しています。しかし、12年前からの長いスパンでの立ち位置や発言や主義主張の鮮やかな変遷、そして意見を異にする相手への暴言や悪態の数々を、直接見聞きするうちに…県のトップの知事としては「困った人だ」「もう、お引き取りいただいた方が…」と思うようになりました。
政治は〝お山の大将〟1人ではできません。日ごろから場末の私にも、さまざまな連絡や貴重な情報をくださり、国に対するさまざまな要望や相談に乗ってくださっている岩井議員と岩井事務所のみなさま…そして、なにより長年父とともに、よりよい故郷・静岡県のために一意専心でご尽力くださってきた諸先輩のみなさま方への恩義に応え、感謝の気持ちを表すために…
私は本当に微力ではありますが、私自身の判断で今回の知事選では、個人として岩井氏を応援いたします。圧倒的に現職優位の下馬評ですが…私は信念と人情で動きます。
告示日までわずか5週間弱の超短期決戦ですが、岩井氏はゴールデンウィーク明けにも政策を発表するそうです。
今日の県庁前のお堀でも…カメさんたちは全員、陸に上がり…集まってきた大勢のコイさんたちと一緒に、みんなで何やら、熱く語り合っていました!(*^^*)