川勝知事の4選出馬表明
静岡県の川勝平太知事(72)は13日、6月の県知事選への出馬を正式に表明しました。
県庁で午後2時から始まった記者会見で、16日の臨時議会に提出する新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ県内観光産業の回復を目指す、全額国庫補助の『地域観光支援事業』(総額69億8400万円)の補正予算案の概要を公表しました。
その後で、6月3日告示、同20日投開票の静岡県知事選挙について「リニア問題、コロナ問題は長期的に対応すべき事案です。私は4期目に向けて出馬を決意しました。リニアは極めて重要な課題であり『静岡を守れるのは川勝知事しかいない』『決して譲らないで』という熱い応援メッセージが、各界各層から届いています」と話しました。
3選を目指した前回4年前の知事選の出馬時に「ホップ・ステップ・ジャンプの知事選にしたい!」と宣言したこととの整合性を問われると…「今回は、起承転結の〝結〟としたい』と平然と話しました。
さらに「『起承転結の結』ということは、今度こそ次はないですね?」と畳みかけられると…「まあ、普通は『ジャンプ』の後もないですけどね」と苦笑いで話しました。
◆令和3年度4月補正予算案の概要◆
(県内観光促進策の拡充)
【要旨】
新型コロナウイルス感染症の影響により、落ち込んだ県内観光産業の回復を図るため、国によって新たに創設された国庫補助制度を活用して、県内観光促進策を拡充し、さらなる需要喚起を図る。総額69億8400万円の4月補正予算を編成し、4月16日の県議会臨時議会に提出する。
【内容】
・現在、県民を対象に実施している県内宿泊旅行に対する支援の規模を拡大(上限1泊5000円/人=旅行費の1/2以内)
・新たに、県内の日帰り旅行に対する支援(上限5000円/人=旅行費の1/2以内)や県内の観光施設や土産物店等で利用できる地域クーポン券(上限2000円/人)の配布。
・事業規模は、宿泊・日帰り旅行合わせて、90万人程度を見込み、予算額は69億8400万円
・開始時期は、現時点ではゴールデンウイーク頃を想定しているが…具体的な事業内容や実施時期は、県内の感染状況等を踏まえて判断し、後日改めて公表する予定。