
美味しい新茶のシーズンを目前に、静岡県のお茶振興課から『緑茶の感染阻害効果の研究状況』についての現状を伺いました!!
昨年、知事室や県議会の本会議で、川勝知事や農林水産担当部長が「新型コロナウイルスに対する緑茶の効能の研究を進め、それを証明して、世界的な学会や学術誌で発表します!」と豪語した重大事項の進捗状況を知りたかったからです。
昨年11月に、奈良県と奈良県立大学が「新型コロナウイルスと市販のお茶を混合し、ウイルスの感染価(=細胞感染性を持つウイルス粒子の数)を測定した結果、1分後に約10分の1に低下した」等とマスコミに発表。大きなニュースになりました。
しかし、この研究はその成果が今も論文としてまとめられておらず(…話題性は抜群でも)科学的・学術的には認められているデータではないそうです。
一方、静岡県では、県の茶業研究センター、環境衛生科学研究所、そして静岡県立大学の3機関で、それぞれ「緑茶の成分と感染阻害効果のメカニズムと培養細胞の変性」の確認作業を丁寧に実施し、現在は研究者が英文の論文を作成中だとか。
県は、論文の完成&投稿後、約1カ月の審査期間を経て学会に受諾され、さらに数カ月後に学術誌で公表された段階で…「科学的エビデンス(根拠)を有する情報」として、大々的に記者発表する皮算用なのだそうですが…
天候に恵まれ、史上空前の早さで良質の一番茶が流通する直前の今「生産者にも販売者にも消費者にも、きわめて有益な情報が、世間に周知されなければもったいない。いや、意味がない!」と思ったので、私はあえて(…許可を得て)県の現状をこうしてて報告させていただきました。
なお、静岡県に先駆けて宮城県の仙台医療センターや東北大大学院等が共同で、本年1月29日に「緑茶のカテキン混合物による新型コロナウイルスの不活性化」という論文を専門誌(日本感染症ジャーナル)に発表しました。
奈良の記者発表と類似の内容のため、マスコミが飛びついてくれずww、まったく報道されていませんが…こちらは学会で承認された公式情報です。試験管内だけの試験結果では…「緑茶には、新型コロナウイルスの感染を抑えるカテキンが含まれている」ということは立証されました。
ただし…臨床(飲料?)試験は実施されていないので「緑茶を飲めば、新型コロナウイルスの感染を抑えられる」と断言して流布・拡散することは、景品表示法等に抵触するためできません!
どうか、ご注意の上、流布されたい場合は、この投稿をシェアしてください!(笑)

コロナ禍で1年近く自粛していた剣道を再開して3週間。だいぶ調子が上がってきました!
10代の時に、亡き恩師によって心身に叩き込まれた経験と体力というものは、本当にありがたいもので、体型は変わっても、準備運動しなくても…短時間ならそれなりに、元気に動けてしまうのです。
当初は「何でこんなに苦しいことを…?」と思ったマスク着用での稽古も…慣れてくれば、かえって新鮮に感じてくるから不思議です。
自分にとって剣道の最大の魅力は…〝非日常〟なのだと気付きました。現代人の生活には無縁の道着と袴に着替え、コンタクトレンズと防具を装着し、過酷な戦いに臨む戦士のルーティーンに、今はさらにマスクとマウスシールドが加わったというわけです。
6年通った大学で5年間プレーしたアイスホッケーが、半端なく楽しかったのと同じです。一見不自由で暑苦しい格好で、汗だくでヒーヒーと息を切らせて動き回る…ドMの自分が恨めしいけど、かなり幸せです!