「無理筋」の話?
やはりというか、案の定というか…昨日の静岡県の市長会、町村会の川勝知事への要望についての報道は、県内35市町の首長の怒り(=本音)の気持ちは伝わらず…ただ単に最高権力者である県知事に対し〝無理筋で〟懇願したという空気を漂わせた短めの記事になっていました。
市長会の会長は熱海市長、町村会会長は東伊豆町長ということで…「桜まつりなどが中止になった伊豆半島は、首都圏に加えて(…知事の発言で)県内からの来客もなくなり、地域経済は瀕死の状態です」という悲痛な訴えが、紙面には載っていました。
私の知り合いからの独自情報でも、国の緊急事態宣言が発令されている神奈川県境と隣り合わせの熱海市では、道路1つ隔てた飲食店で補償を受ける店とそうでない店があり、大きな不満の種になっているようです。
しかし、全市町の首長連名での緊急要望に対する川勝知事の返答は…既報の通り「緊急事態宣言を国に要請しても蹴られる。無理筋の話です」「事業者には県の融資制度を積極活用するように、市町には御協力をお願いします」…この人は、いったい何を言っているのか??
御前崎市で居酒屋を経営されている知り合いの方から、SNSでこんなコメントをいただきました。
「自分達多くの飲食店は、早くコロナが終息することを願って、保健所や厚労省の言う通りに感染防止対策を隅々まで日々徹底しています。
この一年、毎月毎月大赤字が累積しても、従業員さんや、お客様、そして地域から飲食店の灯りを絶やさないように必死で努力してきています。
そんな私達の気持ちと現在置かれているギリギリを通り越した悲惨すぎる状況を全く理解しようとしない川勝知事の姿勢には失望しました。
こんなコロナ禍においても何ひとつ自分の懐の痛まない知事には、県民の窮状など全く分からないのでしょうか?
頑なな姿勢は菅総理となんら変わらず、柔軟な建設的思考を欠いた頑固でご高齢なトップには早く政界から引退して頂きたく思います」
ちなみに川勝知事が昨年から、仲の良さと協力関係を強調している山梨県の長崎知事は昨日、飲食店に対する県独自の時短要請と協力金の支給を発表しています。
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夜に御前崎市まで、家族で夕食に行きました。県の特別緊急警報は順守し、同居する家族だけで午後8時まで。。美味しい料理とお酒をいただきながら、店主の岸和田さんから貴重で深刻な現場の生の声を聞かせていただきました。