
またしても新聞に載ってしまいました!!(*^^)
出来事をとても短く、端的にまとめると…昨日の危機管理くらし環境委員会では、写真の記事のようなやりとりがありました。実をいうと…委員会の前後に静岡新聞の記者さんから取材を受け「どのように報道されるのか?」と昨日からハラハラしていましたが…ホッとしました。
私は従来から公的な機関・立場の方々には、新型コロナウイルス陽性者のプライバシー保護には慎重の上にも慎重な扱いを求め、自らも心がけてきました。
今回の件に関しては、県の発表の数時間前に国(国交省)が、在京マスコミにリリースした公式文書の内容を熟読した上で…(その後、当日のローカルニュースの映像と昨日の地元紙で再確認)
①県や市が、当該者の年代、職業、性別を非公表とする意味はなかった。もちろん意味はあったが、発表時にはなくなっていた。
②県民や読者や視聴者自身に、まるで感染者特定の推理を促すようなヒントが散りばめられた、バラバラの発表や報道は、結果的に担当者や報道機関の「責任逃れ」にはならないか?
③感染された方が「空港勤務者」という情報は、勤務地や業務の特殊性を鑑みれば、日常生活でこの方との接点や接触はほとんどない、一般の県民・市民にとって『かなり安堵できる有益な情報』である。
…と判断し、SNSに国と県の発表の内容を併記して、以下のように投稿しました。
牧之原市から通算3例目のコロナ陽性者が、判明しました。
国土交通省は本日1日、東京航空局静岡空港出張所に勤務する50代の男性職員1名が、PCR検査の結果「新型コロナウイルスに感染していることが分かった」と発表しました。
当該職員と業務上接触のあった同僚は、自宅待機となっていますが…空港運営への影響はなく、航空会社等の関係者や一般の旅客との接触は確認されませんでした。
一方、静岡県も同日夕、同市在住の「高齢でない成人男性」が新型コロナウイルス陽性者と判明したと発表しました。
当該男性は9月19~27日まで県外に滞在し、帰宅翌日は自宅で勤務(テレワーク)。その翌日に倦怠感と38度台の発熱が発症し、30日にPCR検査した結果、陽性と確認されたそうです。
現在は県中部の医療機関に入院中で、濃厚接触者の有無を確認中です。
※最後の1文だけ、尊敬するある方から「〝県議が個人を特定している〟と非難されるよ」というもっともな御指摘を受け、削除しました。
国や県のような公的機関に関わらず、どんな企業や団体の情報でも、報道機関に配信したり、開かれた記者会見を行った時点でオープンです。「マスコミや関係者に伝えた」ということは、その先の「国民や読者・視聴者にも発表した」ということです。
県や市が、対象者のご希望やプライバシーに配慮して、いつもと同じ内容だけを発表しても…2つの情報を目にした人々に好き勝手な憶測や判断の責任を委ねてしまうことになってしまいます。これから同様な場合には「事前に情報を擦り合わせて、発表内容を同じにする必要がある」と委員会で提言させていただきました。
もちろん感染されたご本人のプライバシーの保護は、最優先されるべきですが…今回に関しては、一般の市民・住民が、個人を特定しようとしたり、誹謗中傷や差別につながるようなケースではなかったと思っています。
「そんな判断やニュースの報道はマスコミの仕事。政治家で、今や公人のあなたが、わざわざ火中の栗を拾うような発信をする必要はない!」というご指摘がありました。以前からよく同様のご忠告をいただきます。死んだ父にも何度も叱られました。
しかし…私は、正確で必要な公共の情報をいち早く県民・市民に伝えることも公人の役割の1つだと自負しています。テレビのニュースには時間、新聞にはスペース(字数)の制約があります。必要とされる情報が、すべて配信されるわけではありません。。一方、公僕の私などは、空いた時間にリリース情報を漏れなく全部書いて、SNSやブログに脚色なしで投稿することが可能です。そんな気概と信念を胸に、もう7年以上、こうして1日も休まず情報を発信しています。
どうか私の真意、意図したところをご理解ください!!

<この2カ所への書き分けに意味があると思いますか? かえって混乱を与えませんか?>