15年前と242年前のモニュメント
今年で創立50周年を迎えた榛南ライオンズクラブの奉仕例会で、坂部区の坂口谷川の土手の草刈りと清掃を実施しました!
今年は、コロナ禍でほとんどのアクティビティが中止になってしまっていますが…本日は、ご覧の通りボランティア精神に満ち溢れた大勢のメンバーが、張り切って集まりました。
15年前の『創立35周年』の記念に、先輩方が植えた見事な河津桜の並木沿いを一致団結してきれいにしました。来年は、またにぎやかな桜祭りが、復活しますように…
終了後は事務局に移動して、150号線沿いのゴミを一心不乱に拾いました。
今年は、牧之原市波津の飯津佐和乃(はづさわの)神社の御祭典も、中止になってしまいました。例年通りなら…本日から3日間、笛太鼓のお囃子とともに町内を屋台が巡り、古式ゆかしい御船神事も行われるはずでした。
昨年は市を挙げて「生誕300年」を祝った江戸幕府老中にして遠州相良藩主の田沼意次侯ゆかりの神社のお祭り期間に…「何もしないのは忍びない」ということで、関係者のみなさんが本日の午後、大鳥居の先に「式内飯津佐和乃神社」と大書きされた幟(のぼり)旗だけを立てました。
その様子を私は、興味津々で見守っていたわけですが…たまたま目の前にあった古い石燈籠に刻まれた「文政三庚辰」という年号が、妙に気になりました。「西暦では何年かな?」と写真撮影を中断してスマホで検索してみると…「1820年」だったのです。
「おっ! ちょうど200年前じゃん! すごく古いし、キリもいいし…大発見しちゃった!」。興奮の面持ちで、近くにいた八木宮司に報告すると…「本殿の両脇にある燈籠は、もっと古いですよ」と、事もなげに話されたのでさらにびっくり。。
「マジですか!?」。慌てて、小走りに飛んでいき確認してみると…「安永七年ニ月建立」でした。。再びスマホで検索すると…今から242年前の西暦「1778年」。田沼意次が老中として江戸幕府に君臨していた田沼時代の真っ只中に、臣下の手により建立された燈籠だったのでした!
飯津佐和乃神社の素晴らしい歴史と伝統、権威を目の当たりにして、ただただ感服しています!