消防広域化の下での消防葬
「静岡市消防局消防葬」に参列しました。
本年7月5日(日)に、吉田町川尻で発生した倉庫火災の消火活動中に職に殉じられた静岡市吉田消防署の故 萬年章人消防監(享年52)、 故 金原敬訓消防監(享年45)、故 森西雄也消防司令(享年38)のご冥福をお祈り申しあげるとともに、3名の崇高な消防精神、使命感に、心からの感謝と敬意を表してまいりました。
4年前の平成28年4月に、牧之原市と吉田町は、島田市と川根本町とともに静岡市に消防・救急の業務を委託し、静岡市消防の管轄区域となりました。
当時、市議会議員だった私は、地方自治体の責務である消防や救急といった重大な業務を30㌔以上離れた県都の本部に委託することのメリットとデメリットに思いを巡らせ、このブログでも何回も内容を紹介し、自分の考えを書きました。
図らずも、今回の火災事故で、静岡地域の「消防広域化」の存在や現状が3市2町の住民のみならず、全県民にも知れ渡った形になりました。不慮の死を遂げた3名の方々の無念とご家族の哀しみを改めて痛感するとともに、静岡市消防局に所属する本当に多くの消防署員、関係各位によって、心のこもった哀悼の消防葬が挙行されたことは「良かったなあ…」と思いました。
二度とこのような悲劇が繰り返されないように…徹底した原因究明と再発防止策の策定を改めて願っています。