異常な夏の真昼の光景
牧之原市女神で『苔(コケ)の生産販売・苔庭の施工管理業』を営む三浦隆平さん(39)の初個展が、本日8日(土)から23日(日)まで、牧之原市波津1650の『ギャラリー相良』で開催されています!!?
秋田県出身で元競輪選手の三浦さんは、3年前「農業を始めたくて…」温暖で農業の環境に恵まれた牧之原市に家族5人で移住。。当初はお茶屋さんで働きながら熟考を重ね、幼少時から興味のあった苔専門の生産者の道を選択しました。
「癒やし効果」抜群の苔の魅力を存分に活かした作品や苔庭で注目を集め、昨年10月には、静岡県初の苔栽培による『認定新規就農者』に認定されるなど、新進気鋭の異色の農業青年として活躍中です。
一昨日から2日連続で、静岡朝日テレビの『とびっきり!しずおか』で特集されたこともあり、個展初日の本日は、市内はもちろん県内各地からのお客様でにぎわっていました。
「誰も来ないかと心配でしたが、ありがたいです。牧之原に移住して、本当によかったです。ここの最大の魅力は、人です。縁もゆかりもなかった僕を受け入れ、助けて、つないでくださった多くの方々のおかげで、ここまでこれました。今は本当に楽しいですけど、絶対に楽はしないで頑張ります!」と笑顔で話してくれました。
うだるような猛暑の外気から隔絶した、爽やかで、涼しい『三浦さんの苔個展』まで、あなたも癒やされに来ませんか??
手のひらサイズのステキな『苔テラリウム体験』やってます!
真夏の海にも行きました。
コロナ禍の今年は、海開きも海の家もない〝異常な夏〟ですが…美しい浜辺や波間に、全く人がいない訳ではありません。。本日のさがらサンビーチには、昼すぎまでに、約300人の人出がありました。特に、外国人のグループが目立ちました。
市内の企業で派遣社印として働いているブラジル人の4人組と仲良くなりました。今、ブラジルは米国に次ぐ世界2番目のコロナ感染者がいて、毎日何十人も亡くなっています。リオデジャネイロをはじめ、国内の海水浴場
は「すべて閉鎖。マスクをしないで浜にいるだけで、警察が来て1万円ぐらいの罰金を取られる」のだそうです。
牧之原市の海水浴場も開いていないわけですが…「そうなの? だから、今年は海の家がないんですね?」「僕たち、日本語がわからないから知らなかった」「会社も何も言ってなかったわ」「日本はマスクや予防や消毒が徹底されているから、ブラジルよりはずっと安全だと思うよ」…口々に飛び出す貴重な意見をたくさん聞くことができました。
東京から小さなお子さん2人を連れた若夫婦にも話を聞くことができました。「昨夜、近くのペンションに泊まりました。海の駐車場が閉まっていたら、入らないで帰ろうと思っていたのですが…問題なく入れたので。。家族だけで波打ち際で遊んでから、まっすぐ自宅に帰ります」と30代のご主人が話してくれました。
このように、ほとんどが県外からやってくる家族連れやサーファー、水上バイクの愛好家たちの安全を守るため、今年も相良と静波の海水浴場では、三保の東海大海洋学部のライフセービング部のみなさんが、例年の3分の1の態勢で、警備をしてくださっています。
今年は春先からコロナの影響でトレーニングができなかっただけでなく、入学式や各種イベントが軒並み中止になって、新入生を勧誘することもできなかったため…今年は1年生が1人もいないのだそうです。ライフセーバーのみなさんにとっても、今年は〝異常な夏〟なのです。
さらに本日からお盆まで、水上バイクを通じて海辺の安全と治安を守ってくださる日本財団傘下のボランティア団体『シーバード相良』と近隣のシーバードの有志が、海上保安庁と合同で、地頭方海浜公園から静波海岸までの15㌔の沿岸パトロールを開始してくれました。
本当に、本当にありがとうございます!