人吉を助ける善意の輪
先週、現地からリポートした熊本・人吉市の球磨焼酎酒造所と老舗旅館に対するありがたい支援の輪が広がってきました。
牧之原市商工会(=牧之原市に球磨焼酎を広める会)の本杉芳郎会長以下スタッフのみなさんが、さっそく市民に向けて募金活動へのお願いを開始してくださいました!!
商工会の窓口で8月14日(金)まで、球磨焼酎酒造組合への義援金を受け付けています!!
お問い合わせは…「牧之原市に球磨焼酎を広める会」事務局(0548(52)0640=担当・増田)です!!
どうか、どうか、どうかみなさま! ご協力をお願いいたします!
昭和9年に創業の国登録有形文化財「人吉旅館」の救済のためには、日本全国を対象にしたクラウドファンディングが始まっています!
私が取材した3代目当主の堀尾謙次朗さん・里美さんご夫妻の長女・嘉恵さんのお願いの文章を転記します。
人吉旅館は1934年(昭和9)に創業され、これまで創業時の和風建築を残した、伝統と歴史を映し出す佇まいの温泉宿です。後ろを流れる球磨川は日本3大急流の1つとなっており、その清流のせせらぎを部屋から眺めると、美しさに心が癒されます。2012年には、国の有形文化財に登録され、歴史ある建物を磨きながら大事に守ってきました。
そんな宿が、今回の7月4日に発生した豪雨に伴う浸水により水害を受け、現時点で推定被害額は2000万円にまで及んでいます。
被害を受けた建物を見て、悲しく、絶望的な気持ちになりました。しかし、両親が従業員と共に守ってきたこの旅館を何としても続けていきたい、そしてなによりも、これまで支えてくださった多くのお客様にこれからも精一杯のおもてなしがしたい、そういった想いを重ね、今回皆様に復興のご協力を頂きたくクラウドファンディングを立ち上げました。
(中略)
私は生まれたときから、人吉旅館とともに時を過ごしてきました。父は、事務仕事が主で目立つことはないけれど、当主として毎日夜遅くまで仕事をしていました。母は、韓国出身ですが、異国の地へ嫁ぎ、日本の文化を学び、毎日着物を着てお客様の前に笑顔で立っていました。そんな両親を、私はとても尊敬していますし、その両親が守ってきた旅館を誰よりも助けたいと思っています。ですが、私1人では、あまりにその力が足りません。
「人吉旅館にだけ支援を集めるなんて、そんなことをしても良いのだろうか。」と悩むこともありました。しかし、周りの方からたくさん気にかけて頂き、
「営業を再開したら、また宿泊したい」
「支援先を公開してほしい」
「復活されるのを願っています」
このような励ましの言葉を言ってくださる声を聞いて、感謝でいっぱいになると同時に、この感謝をおもてなしで返したいと思うようになりました。そして、温泉宿で栄えている人吉を再び観光客で賑わう町にするために、立ち上がらなければと決意しました。
先程も申しましたように、私だけの力ではとても実現することはできません。私自身、関東の大学で勉学中の身ですので、大きな支援をすることも叶いません。離れていても愛する家族と人吉旅館、いつも支えてくださっている従業員の皆様、地元の方々を助けてあげたいです。人吉旅館の為、そして人吉復興のために皆様の力をお貸しください。どうかご支援をよろしくお願い致します。
クラウドファンディングのやり方は…⇒こちら!! です!