コロナとリニアを質疑する
今日から週明けに掛けて、静岡県議会は常任委員会が開催されます。何度もお伝えしていますが、今年の私の所属は…『危機管理くらし環境委員会』です!!
「新型コロナウイルス対策」と「リニア新幹線工事における水と環境保全問題」という現在の静岡県の抱える2つの超重要案件を管轄する委員会なので…事前の勉強と合計80分間の質問の準備が、大変です。
当局の答弁次第では、すかさず再質問で畳み掛けていく瞬発力も大切です。
初日の本日は、コロナ問題を担当する『危機管理部』関連の審議や所管事務調査でした。私は、藤枝市選出の西原明美県議(自民改革会議)の続いて2番目に、以下の質問をいたしました。
〇新型コロナウイルス感染症への対応について
・5月25日の国による緊急事態宣言の全面解除を受けて、静岡県が同月29日の対策本部員会議において策定し、6月1日から実施した「静岡県実施方針」のここまでの自己評価は?
・昨日、新たに107人の陽性者の発生した東京都の対応に非難が集まっているが、本県でも再び大きな増加傾向となった場合、「実施方針」に沿った県独自の対応は可能なのか?(県境を跨ぐ移動の再制限等)
〇南海トラフ地震に関する新たな防災対応について
・国のガイドラインでは「1週間の事前避難」を求め「知人や親類宅への避難が難しい住民に対しては「市町が避難所の確保を行う」となっている。県版ガイドの広報・周知から市町と住民による事前避難等の計画策定とそれに基づく避難訓練の実施までのタイムスケジュールは固まっているのか?
・その他の諸課題の確認(〝新しい生活様式〟への対応等)
〇地震防災センターのリニューアルオープンについて
・アウトリーチセットの出張展示の計画
・6月の来館者実績の評価と7月以降の目標
・その他の内容確認
〇災害情報見える化システムの構築について
・国のISUT(災害時情報集約支援チーム)の派遣条件等
※上記の質問の議事録は、速報版を入手次第、またご紹介します!!
9人の委員が質問にたった委員会では、やはり当然のことながら…『新型コロナウイルス感染症対策』についてが、一番の注目議題でした。
当局に対して好意的な質問、建設的な提言や要望が数多く見受けられ、とても充実した審議だったわけですが…私が質問した後の午後の審議前に、本日の東京都の新たな感染者数が〝124人〟だとニュースで報じられたことで、さらに緊張感が増しました!
ただ、その時点では「6月1日からの『静岡県実施方針』のスタートから本日までの新規感染者は6人にとどまっております!」と担当者が少し得意げに説明し…「東京を始め首都圏と違って、静岡県では対策が功を奏して、コロナは、ほぼ終息に向かっている」という楽観的なトーンだったのですが…
委員会が終わり、雨の中バスで帰宅中に…担当者からのメールに続いて、静岡県の公式防災LINEで、本日わが県でも大量5人の新規陽性者が確認されたことを伝えられました。。県内で1日に5人もの陽性者の確認は、緊急事態宣言下の4月13日以来という一大事です。(最多は4月8日の9人)
「まだまだ、絶対に気を緩めるわけにはいかないのだ!!」という現実を痛感し、改めて身が引き締まりました。
もう1つの大課題である『リニア新幹線問題』に関しては、週明けの『くらし環境部』の審議の中で深く、鋭く質問するつもりです。その概要と…県がやはり本日、JR東海の質問状に対して返答した内容の説明は、明日ご説明します。