コロナとリニアの6月議会
今日は終日、静岡県議会の代表質問が行われました。コロナ対策として、今定例会も、午前と午後で出席議員を半分ずつに制限して実施されるのですが…正確に半分にすると、定足数(=過半数)に満たなくなってしまうのでww…無会派1年生の私は、同室の山本隆久県議と一緒に、志願して会期中はすべての出席することになりました。
何事も勉強ですし、先輩や同僚議員の質問や知事以下、県当局の部局長の答弁を議場で生で拝聴することほど、参考になることはないので、とてもよかったです!(*´ω`*)
トップバッターとして登壇した自民改革会議の野田県議は川勝知事に、県の新型コロナウイルス対策の評価や今後の取り組みなどに続き、JR東海が2027年の開業にこだわっているリニア中央新幹線のトンネル工事について以下のような質問を投げ掛けました。
「大井川の水資源、南アルプスの自然環境への影響を回避すること、流域住民の十分な理解を得ることは大前提ですが、一方で、リニア中央新幹線整備の議論が、いつまでも停滞することは望ましいことではありません。リニア中央新幹線整備について、国の有識者会議の議論を踏まえ、改めて知事の見解を伺います」
これに対し、川勝知事は「私は、リニア中央新幹線整備そのものに反対しているわけではありません。しかし、流域市町の生活、経済活動に必要不可欠な命の水である大井川の水資源、ユネスコエコパークに登録されている、世界に誇る南アルプスの貴重な自然環境に悪影響を及ぼすということであれば、これを決して認めることはありません」
さらに野田県議から「この問題の〝着地点〟をどのように考えているか?」と問われると…「リニア中央新幹線整備と、大井川の水資源や南アルプスの自然環境の保全、この両立が科学的に確認され、大井川流域市町、利水関係者はじめ県民のみなさまのご理解を得られることが着地点であると考えています」と答えました。
これまでの知事の答弁や記者会見等の内容と齟齬はなく、主張は一貫しており、26日に予定されているJR東海の金子社長とのトップ会談を前に、川勝知事が改めて「率直な胸の内を吐露した妥当な答弁である」と受け止めました。
【野田治久(62=自民改革会議)】
1 県の新型コロナウイルス感染症対策の評価と今後の取組について
2 知事の危機管理に対する姿勢について
3 休業要請と協力金対象の課題について
(1)休業要請対象施設の面積要件
(2)観光地や宿泊業に対する姿勢
4 4月補正予算等の実効性と進捗状況、今後の課題について
(1)感染拡大防止策と医療提供体制の整備
(2)学校の臨時休業などへの対応
(3)事業者への支援
(4)観光産業の回復に向けた取組
5 今後の県財政への影響について
6 感染症に対応した業務継続計画(BCP)の策定について
7 感染症対策を踏まえた避難所運営について
8 感染症に乗じた特殊詐欺被害防止について
9 リニア中央新幹線整備について
10 東京2020オリンピック・パラリンピックへの対応について
11 大規模氾濫時に機能する道路ネットワークの構築について
12 ニホンジカの捕獲対策について
【曳田卓(65=ふじのくに県民クラブ)】
1 知事の政治姿勢について
(1)新型コロナウイルス感染症対策に関する基本方針
(2)本県経済についての現状認識と回復に向けた方針
(3)事業見直し
(4)リニア中央新幹線整備
2 新型コロナウイルス感染症対策について
(1)医療体制の充実
ア 感染拡大防止に向けた関係機関、専門家等との連携
イ 新型コロナウイルス対応専門病院の設置
ウ 有効な治療薬導入への対応
エ クラスター発生防止のための福祉施設職員への支援
(2)経済対策
ア 中小事業者の事業継続に対する支援
イ 雇用環境の悪化に伴う失業者への支援
(3)教育対策
ア オンライン学習の導入促進
イ 多様な人材活用による子供たちの学びの保障等
3 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた豪雨災害への備えについて
4 文化観光施策の推進について
(1)文化芸術活動への支援充実
(2)デジタル技術を活用した観光振興
5 富士山閉鎖時における山岳遭難防止について
今夜は、榛南ライオンズクラブの「さよなら例会」でした。米国発祥のライオンズは、毎年7月から新しい任期が始まるので、2019年度の三役や委員長の任期は終わりました。予想もしなかった新型コロナウイルスの流行で、年明けからの活動がほとんどなくなり…増田武会長以下、役員のみなさんには残念な1年だったと同情を禁じえません。。来月からは鈴木徹新会長の下、榛南ライオンズクラブは、創立50周年の記念すべき年度を迎えます。
うれしいこともありました。まるで私のためにあるような、素敵なライオンズバッヂをいただきました!