県の宿泊助成と高校野球
今朝の静岡新聞の1面肩のニュースは、正式な県の報道発表を基にした記事ではありません。担当記者が個人の努力や人脈、取材活動を通じてゲットした独自のスクープです。
なので私は、今現在でもこの件について何も聞かされていませんし、県の担当課もまだ、公には口を閉ざしているようです。正式決定ではないので…。
ただ、1つだけ言えることは…この「県内の宿泊施設を利用する県民に対し、宿泊旅行商品1泊あたり最大5000円を割引助成する」という方針の外枠は、5月30日の各紙に掲載された「牧之原市の宿泊者助成」のニュースと同じです。そういえば、この1週間に浜松市や静岡市も、同様の市内への宿泊者への助成を発表していましたよね?
過日の中日新聞の記事では、政府の基本的対処方針等諮問委員会メンバーの竹森俊平慶応大経済学部教授(国際経済学)が、今回の牧之原市(と西伊豆町)の取り組みを「素晴らしい」と絶賛したそうです。効果的で意義ある施策だとなれば…国も県も全国の市町村でも、行政は追随するということの証です。
これぞ「先ず隗より始めよ!」です。牧之原市のような小さな市は、こういう時に最初に言い出さなかったら…後で同じことを決めても、話題にも記事にもなりません。誰の印象にも残りません。
「県が後追いで、同じようなことをするみたいですけど…言い出しっぺの牧之原市は、例の話を引っ込めますか??」と市の偉い人に尋ねました。
「とんでもない! 県の助成内容がはっきりしませんが…宿泊以外の用途に変えてでも、必ずやります。それにウチは、静岡県民だけが対象じゃありません。山梨県民…そして、地元の牧之原市民も対象にします」だそうです。
先月末の新聞報道以来、市議会での議決・承認どころか議案説明も行われていないのに…市内の宿泊施設には、早くも県内や山梨からの仮予約が入り始めたそうです。山梨日日新聞でも、とても好意的に報道されたそうです。
なので、全静岡県民、山梨県民のみなさん!! この夏は、牧之原市に泊りがけで遊びに来てください!! 他所より、さらにお得ですよ!(^^♪
静岡県高校野球連盟(高野連)は本日5日、静岡市内で臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった『全国高校野球選手権静岡大会』の代替大会の開催を決定しました。
県高野連が主催する公式戦として『2020夏季静岡県高等学校野球大会』という名称で7月11日に開幕し、トーナメント方式で優勝を争います。選手の移動による感染リスクに配慮し、参加111校(109チーム)を所在地で東西に分けて、準々決勝までは東側、西側地区同士の対戦とします。決勝は8月2日に静岡・草薙球場で行います。
長期休校による体力の低下などを踏まえて試合は異例の7イニング制とする一方で、ベンチ入り人数は例年より5人多い25人。これは、新年度に入ってから1度も公式戦がなかった3年生に最後の夏を経験させてあげたいということだそうです。
当初は「全試合無観客」と言われていましたが、3時間に及んだ会議の最後になって、保護者や各校からの強い要望を受け入れ、1チーム5人まで保護者のスタンドへの入場を認められました(試合途中での入れ替わりが可能)。一方、ベンチ外の部員には入場制限を行わなわず、全員が間隔を開けて観戦できることになりました。
選手は全員でスタンド観戦ができるのに、保護者は同時に5人までというのは…野球場のスタンドの広さを考えれば、論理的にも心情的にも「何だかなあ?」とは感じますが…前例のないコロナパンデミックの下での特別大会の開催のため、関係者全員が悩みに悩んでのルール設定だということで理解したいと思います。
とにかく開催できてよかったです。一方で、すでに多くの競技で高校総体県大会の中止が決まっている県高体連加盟の他の競技の選手たち対しても…これから、同様の救済処置や心のケア、進学や協議続行のための温かい配慮がなされることを切に祈ります。