懐かしき榛の木会館
私から下の年代の静岡県立榛原高等学校の卒業生にとっては、きっと思い出深い『榛(はん)の木会館』の視察に行ってきました。内部に立ち入ったのは、1984年(昭59)の卒業以来、実に36年ぶりです。
1980年(昭和55)に街を見下ろす龍眼山の北側の麓にあった培本塾の旧塾舎跡地に『榛原高校創立80周年記念事業委員会』が建設し、同校同窓会が所有している鉄筋コンクリート造3階建ての「榛原高校研修館兼同窓会館」です。
完成翌年に私が入学した当時は、できたてのホヤホヤでした。剣道部の地獄の強化合宿や受験前の勉強合宿、文化祭や体育祭の前泊など…忘れられない青春の日々をここで過ごしました。榛高生に限らず、地域や県内外の子どもたちを泊りがけで受け入れる研修施設としても、年間を通じてフル活用されていました。
しかし、年を重ねて老朽化が進み始めた21世紀に入ると少子化による生徒数の減少や学習カリキュラムの多様化もあり、年毎に利用が減っていきました。同窓会の事務所も校舎の隣の学習館に移り…いつしか、ほとんど誰も寄り付かない忘れられた施設になってしまいました。
建物の背後が急斜面ということで、3年前からは宿泊も禁止となり、今では来年度限りで廃部が決定的というアーチェリー部が、廊下や広間を使った練習場として使用しているだけだそうです。それ以降の使用計画はありません。
私が昨年から理事を務める「公益財団法人培本塾」の会館は、さらに深刻な老朽化で取り壊しが急務ということで、広大な塾の敷地内にあるこの榛の木会館への事務所移転の検討が進められているので、本日の現地視察となりました。
市街地から近い立地にもかかわらず…下界とは隔絶され、うっそうと樹木の生い茂る閑静な自然環境は、キャンプやウォーキングやサイクリングに最適な条件を備えていると再確認できました。しかし、大規模なリフォームや利用計画の構築など…効果的な利活用までには、途方もないお金と労力も必要だということも、強く実感しました。
榛の木会館の建設から40年が経ちました。今年は、榛原高校創立120年周年です。
静岡県内と山梨県のみなさ~ん!!! この夏は牧之原市に泊まりにきてください!! 5000円(?宿泊日数)を差し上げます!!(^^)/
今朝の地元紙で報道されたように…今年7~9月に、市内にある約20のホテルや民宿、旅館への予約者に対し「海水浴はしないこと」という条件を付けた上で、1人1泊あたり5000円分もの宿泊割引券を事前に送付するという大盤振る舞いのプレゼント作戦を敢行します! !
今年の夏は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため…先に杉本市長は、牧之原市の誇る海水浴場は開場せずに、事実上の〝遊泳禁止〟とすることを発表していました。
昨日の定例会見で市長は、海水浴が解禁される仕切り直しの五輪イヤーの来年度の〝V字回復〟に向け…「トウモロコシやトマト等の特産農作物の収穫体験、お茶やメロン、イチゴのかき氷の食べ歩き、山城巡り、ぶらり田沼の旅、地ビールや海や山の幸のグルメ旅、そしてジェットスキーやサーフィンスクールなどなど…海水浴だけに頼らない、通年型の観光インバウンドの確立に挑戦したい」と宣言しました。
「海水浴はダメなのに、サーフィンスクールの参加はいいの?」とか「静岡県民、山梨県民だけになんて…」といった異論反論はあるでしょうが…静岡県は山梨県と相互の往来、交流の強化を打ち出していますし、どこかで線を引かなければ何も始まりません。とにかく今は、将来のために進んで種をまくことが大切だと私も考えます。
みなさん!! この夏は牧之原市に泊まって、我が家のワンニャンやトカゲやヤモリにも会いに来てください!!(*'ω'*)