二兎を追う者は…
運転中に、ふと視線を下げると…ズボンの上を小さな尺取り虫が歩いていました!
急いで路肩に車を停め、掌に乗せて草むらに逃がしてあげました。
でも…もし、このサイズの毛虫だったら、ドアを開けて、指で弾くか、道に落として踏んづけていたでしょう。?
もし、この前みたいなムカデやハチだったら…慌てて振り払って逃げたでしょう。
人は、一方的な自分の都合と相手の見た目や実力で…あっさりと判断と行動を変える、身勝手で罪深い存在です。
今夜も大哲塾に、ヤモリが4匹現れました。先日、私の見ている前で見事に蛾を捕食した体長8センチほどのスマートな若者? が再び、部屋の灯りに誘われて飛んできた狙っていました。
「最高のタイミングだ! いい映像が撮れるぞ!!」とワクワクしながらスマホを構えて撮影を開始したのですが…
彼は、途中で狙っていた獲物よりさらに大きな蛾を発見するや…にわかに頭の方向を変え、一目散に新しいターゲットに向かって行きました。明らかに焦っています。いつもの慎重さがありません!!
案の定、一撃でかぶりつくことに失敗!! そこから2度、3度と攻撃しますが、異変に気付いた蛾は飛び去ってしまいました。
嗚呼…これが、人生!! まさに「二兎を追う者は一兎も得ず」ということわざを実写化したかのような、素晴らしいシーンが撮れました!!