静岡県民支え合い基金創設
静岡県議会は20日の5月臨時会で、第113代議長に山田誠氏(58=自民改革・静岡市葵区)、第119代副議長に良知淳行氏(55=自民改革・焼津市)を選出しました。
議長&副議長選後には、新型コロナ対策第3弾として、総額9億6000万円の5月補正予算が成立しました。先月の4月補正予算での70億円に続き、国の緊急事態宣言の延長に伴い、県の休業要請に応じた事業者への協力金や市や町に対しての財政支援の追加計上で、今年度の一般会計の総額は1兆3090億2400万円となりました。
また、2つの特別委員会の設置も全会一致で決まりました。『新型コロナウイルス感染症対策特別委員会』と『情報通信技術利活用特別委員会』で、定数はそれぞれ11名。任期は1年。ただし、無会派の私は…残念ながらどちらにも入っておりません。
20時近くまで及んだ長丁場の臨時議会の最後に、新型コロナウイルス感染症対策にご尽力くださっている医療従事者や、各事業者等を支援するための『新型コロナウイルスに打ち勝つ静岡県民支え合い基金 ~One for all, All for one~』の設立を、全会一致で可決しました。
これを受け、県は ①医療従事者への待遇改善 ②コロナ検査体制の拡充 ③県民への生活の支援等…を目的とする総額3億円の事業概要を発表。陽性患者を受け入れた県内17の病院に対し、患者1人につき100万円を支給するほか、帰国者接触者外来を設置する病院には1カ月あたり20万円が交付されるなどします。
財源の内訳は…県議会の議員報酬の1割削減等による『議会対応額』が1億2700万円、企業・団体等からの『寄附金目標額』が1億3524万円、一般個人を対象にした『クラウドファンディング目標額』が3776万円。明日5月21日から、受付を開始します。
問い合わせは…静岡県知事直轄組織総務課(TEL:054-221-2759)まで(ただし、対応は平日8:30~17:15)