ふじのくにシステムの発動
静岡県は本日15日、県庁内で「静岡県新型コロナウイルス感染症対策本部 第10回本部員会議」を開催し、明日16日からを対象期間とする県独自の実施方針〝ふじのくにシステム〟を上の表のように導入することを決めました。
国の「緊急事態宣言」解除の対象となった静岡県では、感染が拡大する傾向にはありませんが、特定警戒都道府県(特定地域)と隣接するため、大きく行動制限を緩和した場合、県境をまたぐ新たな人の動きが発生する危険性をはらんでいます。
県では「県民が納得して行動制限を受け入れる」ために…「6段階の警戒レベル」とそれに対応した行動規範となる〝ふじのくに基準〟を設定し、今後、県内の経済・社会活動の日常を取り戻す道筋を考慮する上での参考にもしたい考えです。
本日5月15日現在の警戒レベルは、7段階の上から4番目となる【レベル3(注意=感染限定期)】と規定されました。全国に緊急事態宣言が発令中だった4月23日から5月5日にかけては、静岡県も【レベル4(警戒)】に相当する危機でしたが、県民全員の外出自粛、営業自粛等の努力により、5月2日以降は2週間も新規感染者が確認されていません。
したがって、県は週明け18日(月)から、特別措置法により川勝知事が実施している「遊興施設等」「運動・遊技施設」に対する休業要請を解除することを決めました。これからも隣接する特定地域の感染者の状況を踏まえつつ、県民には引き続き「密閉」「密集」「密接」の〝3密〟の徹底的な回避と、感染拡大を予防する「新しい生活様式」の定着を呼び掛けながら、新たな陽性者の発生を封じ込め、段階的に行動制限要請を解除していく方針です。
ご不便とご面倒をおかけしますが…憎っくきコロナウイルスの終息のため、県民のみなさまの今しばらくのご協力をよろしくお願いいたします!!
静岡県教育委員会も本日15日、すべての県立学校(高校、特別支援学校)の休校を当初の月末までから前倒しし、25日(月)から一斉に再開させることを発表しました。
週明け18日(月)から登校日などを設けて、再開に向けた準備を進めていきます。