コロナウイルス鎮静祈願祭
本日4月29日は『昭和の日』です。。昭和どころか平成も終わり、令和に入ってすぐに巨大台風の被害に、今回のコロナパンデミックと…自分が20代初めの血気盛んだったころの昭和時代は、なんだかもう遠い昔になってしまいましたけど…それでも、いまだに日本の総人口の7割以上を占めるわれわれ昭和生まれの人々にとっては、懐かしくも思い出深い、今は亡き「昭和天皇のお誕生日」です。
そんな意義深い日に、この地域を代表する由緒と格式のある氏神で、およそ1000年前に全国の神社を一覧した延喜式神名帳にも記載されている服織田神社で『昭和祭』と併せて『新型コロナウイルス鎮静祈願祭』が開催されました。
新年後の役員と各町内会の総代が集まり、全員がマスクを着用し、入り口で消毒ジェルを手に塗り込み、適度な距離(ソーシャル・ディスタンス)を取った上で、厳かに神事に臨みました。
終了後の来賓挨拶でもお話させていただきましたが…2月以降、コロナ対策のためにほとんどありとあらゆる式典や総会、文化やスポーツのイベントが中止となっている中、あえて「コロナの蔓延を神に祈って抑え込むのだ!」という明確な意思と願いを持って、祈願祭を実施した川村宮司の決断は素晴らしいと思いました。
古来、宗教というものは「人の力ではどうにもできない災害や疫病の予防や沈静を神様に祈ることから始まった」とされています。なので、全国一律に〝自粛〟や〝中止〟が、国や県から要請されている非常事態とはいえ、全国にあまたある宗教法人や観光名所の神社仏閣、それに類する施設まで、唯々諾々と閉館、封鎖、拝観停止とするだけでなく、組織・法人としての活動が完全停止となるならば……「いったい何のため、誰のための宗教なのか?」ということになりかねません。
氏子としてではなく、地域を代表する公人の来賓として参加させていただいた私ですが…あらためて「服織田神社の判断はよかったな!」と思った次第です。静岡県神社庁から『神道教化活動モデル神社』に指定されただけのことはあります。
STAY HOME…の時間が、劇的に増えたことで…物心ついてから半世紀。。ワタシは人生で初めて目薬を1本、途中で失くさずに最後まで使い切りました!!(^^)/