自粛はしても委縮はしない
新型コロナウイルスの感染者拡大と深刻化する経済への悪影響を見越して、牧之原市など県内各地の自治体では、すでに〝最悪の事態〟に備えて動き出しています。
パソコンやスマホの急激な普及で、誰もがフリーのライター、記者として、身近な情報や自分の意見を発信できる時代です。誰かがマスクやトイレットペーパーをまとめ買いをすれば、品薄になった棚の写真がSNSに出回り、あっという間に全国の店頭から商品が消えます。
もしもこの先、自分の住む市や町でウイルスの感染者が現れたとしたらどうでしょう? 不安と好奇心から、周囲の人を通じて、その方の個人情報が一気に拡散されるかもしれません。
不幸な罹患者が、まるで犯罪者のように後ろ指をさされたり、白い目で見られたりするかもしれません。そうなれば、精神的、経済的に追い込まれて自殺を図ったりするかもしれない? そういったケースまで想定して、この国の地方の行政は対応策の検討に入っています。
強力なコロナウイルスは、人の年齢も性別も、職業も社会的立場も、人種も民族も宗教も選びません。今の日本では、誰もがいつ、どこで感染するかもわかりません。どうかみなさん! 「明日は我が身」と肝に銘じて、冷静に慎重に対応してください。隣人の人権を守り、風評の発信者にはならないでください。
週明けからの小中高の休校で、共働きやシングルマザー(ファーザー)のご家庭は大変ですが、職場のピンチやドタバタをカバーしなければならない方々の御苦労も、察してあまりあります。
自粛や中止や休業やキャンセルの続出で、生活が困窮したり、逆に異常な長時間労働を余儀なくされるようになった方は、行政の窓口に遠慮なく相談してください! 助成金を申請してください! 生活保護を受けてください! 今こそ、公助・共助が必要な時です!! みんなでこの危機を乗り越えましょう!!
「自粛」はするが「萎縮」はしない!!
ありとあらゆるイベントや集会が中止となった週末の閏日29日、剣道の稽古に行きました!
本当は、年に何回か参加している剣道馬鹿の大人たちが全身全霊を傾けて、総当たりリーグ戦で頂点を争うプライベート大会があったのですが…
ご多分に洩れず、世間の空気に敏感な教育者の道場主の英断で、新型コロナウイルス対策のため2日前に中止が決まりました。
日本全国、大中小のスポーツ大会や文化・芸能イベントの〝中止ドミノ〟は、致し方ないことですが…同好の仲間との練習や稽古、交流は、今こそ心身の健康維持に欠かせないとも思います。
万全の対応と体のケアに留意して約1時間、全員年下の強者たちと楽しく、激しく汗を流しました。悔しいことに、体調も剣さばきも絶好調!(笑)「今日が大会だったら、優勝も狙えたのに…」と、今独り寂しくうそぶいています!
自粛はしても、萎縮なんかしません!