小中高だけの臨時休校
昨日の安倍総理からの突然の『臨時休校要請』を受けて、静岡県教育委員会は本日28日、県立高校と県立特別支援学校について…新型コロナウイルス感染予防の対応を、写真のように決定しました。
昨日27日、厚生労働省子ども家庭局保育課と子育て支援課から…全都道府県と政令指定都市、中核市宛に、送付されたこの通達の内容と説明に、私は到底納得できません。
全国的に週明けからの小中高の臨時休校が既成事実化していく中で、公立の保育所や放課後児童クラブには「原則として開所」を線を引いて強調し、お願いしています。
保育所も児童クラブもこの時期は、小中高の学校よりも狭い密封されたスペースに大勢の子どもたちが「濃厚接触」しやすい環境で長時間、一緒に過ごす施設です。
学校よりも感染する可能性が高い施設を春休みと同じルールでオープンさせることには反対です。もとより、未就学児の通う保育園や幼稚園は今回の要請の対象外です。
この通達を受けて、牧之原市は本日、市内の小中学校の3月3日(火)からの臨時休校を決めた一方、放課後児童クラブは朝から夕方までの児童の受け入れを発表しました。そして、保育園、幼稚園、認定こども園は、この間もちろん通常通りの開園です。
杉本市長以下、市の対策本部の方々にとっては、苦渋の決断だったと同情します。国から正式な要請があった以上、小さな1地方自治体が国の指示と異なる対応をとって、万が一にも感染者が出てしまった場合の反響と非難を想えば…やむを得ない判断だったと理解はします。。
ちなみに、吉田町では当面3月13日まで放課後児童クラブをオープン。御前崎市は「感染者を出さないための対策ならば、開くべきではない」として、学校と同様に放課後児童クラブも臨時休校とするそうです。
静岡県議会は、本日も3名の議員が、代表質問、一般質問を行いました。いずれも県政の課題に沿って入念な準備を整えた素晴らしい質問でしたが…丁寧に時間をかけて作り込み、事前に当局に通告してあった内容についてだけ質問できるルールとあって、ここ数日の新型コロナウイルス関連の国の朝令暮改な対応について焦点を当てることができなかったことが、1傍聴議員として歯がゆく感じました。
【早川育子(59=公明党)】
1 東京2020オリンピック・パラリンピックについて
(1)レガシーの創出とスポーツ振興
(2)文化プログラムと文化政策
2 令和2年度当初予算編成について
(1)会派要望への対応
(2)歳入の確保
3 新型コロナウイルス肺炎による経済への影響対策について
4 防災対策の強化について
(1)教職員に対する防災教育
(2)避難所運営の新たな取り組み
5 環境政策としての食品ロス対策について
6 「コネクティッド・シティ」プロジェクトとの連携を生かした人口減少対策について
7 事業承継への支援について
8 建設産業における若者の担い手確保について
9 健康長寿社会の実現について
10 女性の健康支援について
11 社会全体で支える子育て支援について
12 人と動物の共生社会の構築について
13 私立専修学校の支援について
14 医療的ケアが必要な子どもへの対応について
15 特殊詐欺対策の強化について
【山本隆久(58=無所属) 】
1 県の長期人口ビジョンについて
2 公務員の懲戒処分の基準について
3 静岡県のビーチ・マリンスポーツの振興について
4 製材業の振興について
5 高齢者の健康長寿に向けた取り組みについて
6 馬込川の河川改修の進め方について
【木内満(40=自民改革会議)】
1 富士山世界遺産センターの魅力向上について
2 山梨県と連携した医療機器産業の振興について
3 静岡県内の医師の偏在解消に向けた取り組みについて
4 CSF(豚熱)で生じた経済損失に対する支援について
5 県立高校における学校指定品の保護者負担について