福祉とお茶の牧之原
『令和元年度牧之原市社会福祉大会』(主催・牧之原市社会福祉協議会 )に、御招待いただきました!!
2年に1度、市内の福祉活動にご貢献された個人や団体のみなさまを表彰するほか、今回は相良高校の生徒代表9人による『卒業研究を通して見えた私と福祉』という発表がありました。
40歳を過ぎるまで、福祉や介護やボランティアといった地域社会を支える組織や活動とは無縁で無関心だった私が…
東日本大震災の被災地支援を機に静岡県ボランティア協会に職員として拾われ、様々な経験をさせていただき…今では、微力ながらも地方政治家として、社会福祉と関わりと責任を持てていることをうれしく思います!
式典終了後、出口で親愛なる某先輩から「相変わらず、挨拶が長いよ!」とご指摘を受け、ちょっと凹んでいたのですが…
帰り際に、社協の担当者(=剣道の後輩)から「けんじ先輩! ありがとうございました! 式の進行が早すぎて、客席から『なるべく長く喋ってくださ〜い!』と合図しようとしてたのが通じました?」(笑)
喜んでもらえて良かったです!(笑)
何はともあれ、牧之原市社協のみなさま! お疲れさまでした。ありがとうございました! 功労賞を受賞されたみなさま、感謝状を授与されたみなさま! おめでとうございました! ありがとうございました!!
牧之原市の茶業青年有志による地域活性化団体『土と太陽の会』が企画した『〜見て学ぶ! 触れて感じる!寒茶体験〜』という楽しいイベントに、途中から参加させていただきました!
この団体は、牧之原市の基幹産業である茶の新たな可能性を探り、体と環境に優しいお茶づくりや土と太陽の恵みを生かした持続可能な農業を核とした里山作りを通じて、この地域の活性化を目指している新進気鋭の集団です!
本日は、その理想実現のためのプロジェクトの1つとして、昨年の春からほぼ1年間、肥料も農薬も茶葉の刈り取りも一切しないで…いわばあえて放置しておいた普通の茶畑(やぶきた)の硬い葉約30㌔を参加者全員で刈り、大型の蒸し機で250秒間しっかり蒸して『寒茶(かんちゃ)』を作る最初の工程をこなしました。
ちなみに寒茶とは…日本各地に食文化として伝わる番茶の1つです。新茶期だけでなく、二番茶、三番茶の時期にも摘まず、親葉に育った茶葉を冬季に摘採。蒸した後に天日干しし、揉まずに葉のまま湯で抽出して飲みます。
静岡県でも、茶が商品作物として流通する以前は、自家用として親しまれていたと言われていますが…一番茶だけが段違いに高額となった昭和以降、ほとんど作られていないそうです。
肝心の味は…茶葉の成長でカフェインが抜けて、柑橘類の香りが漂い…ワイルドな見た目とは真逆の「マイルドで優しいほうじ茶」といった感じです!!
私も手作業で、蒸し終わった葉の枝取りを手伝った今回の寒茶の完成が、本当に楽しみです! さまざまな種類や製法のお茶の開発による品揃えの充実で、全国、全世界から注目され、多くの引き合いが来るように…私もこの先、精いっぱい協力したいと思いました!
土と太陽の会のみなさん!! ご案内、ありがとうございました!!