春の陽気と重い宿題
寒稽古3日目の外気温11度でした。。
『超』の付く異常気象ですが…今年55歳になる超オッサンにはうれしかったです!
痛み止めの薬を1錠飲んで、今日も頑張りました! 例年なら、一番動きが鈍るころですが、今年は良く動けました。人間は、いくつになっても進化できると信じています。
明け方までの雨が上がり、日中は春のような暖かさになりました。我が家の庭の河津桜が、次々に咲き始めました!
『富士山静岡空港と地域開発を進める会 令和2年 新春会員交流会』に、新米の“顧問”として御招待いただきました!!
新型コロナウイルス問題で、中国からの渡航者の激減という特大の不安材料が進行中ですが…静岡空港の昨年1年間の搭乗者数は、国内線が47万3505人で44カ月、国際線は31万7039人で前年比8600人の大幅増! 国内線は44カ月連続、国際線も8カ月連続で前年同月比プラスという活況を呈しているとの報告を受け、私は会の最初はご機嫌でした!
この会は、亡き父が榛原町長だった31年前の平成元年から結成されました。静岡空港の近隣の6市2町の政界、財界、商工会のみなさまが一丸となって、当初は『空港建設の実現』、紆余曲折の末に開港された11年前からは『地域開発』…すなわち『新幹線空港駅の実現』をメーンテーマに活動されてきたのだと承知しています。
当然、今回もその地域の長年の悲願の成就に向けたお話が、主催者や来賓の方々のご挨拶の骨格を占めるものと想っていたのですが…違いました。
『空港新駅』という単語は、大久保節夫会長(島田商工会議所会頭)の会長挨拶の中で、たった1度出ただけ。。3名の来賓のご挨拶では、まったく触れられなかったことに、ショックを覚えました。
今年の川勝知事は、空港新駅には一切言及せず、まずは3年前の宮中歌会始で当時皇太子殿下だった今上陛下の『岩かげにしたたり落つる山の水 大河となりて野を流れゆく』という歌を紹介。。
「大井川の水が枯れれば、牧之原台地のお茶は枯れ、吉田町の産業はすべて止まる。富士山静岡空港で使える水も一切なくなる。流域6市2町の年間GDPの3.7兆円も消えかねない」という、かなり牽強付会(我田引水?)な理論を展開。。
リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事による水減少問題だけを強調した上で「私は大井川の水を全力を挙げて、粉骨砕身守り抜く覚悟です。みなさん、どうかご声援ください!」と高らかに宣言して、挨拶を終えました。
大きな拍手が湧きましたが…私は、少しがっかりしました。。富士山静岡空港が…そして、今こそ我々一同が、一意専心で取り組まなければならない令和の課題は一体何なのか??
先代から夢とバトンを託された私にこの先、重い宿題が待っています。