新型コロナウイルスについて
中国の武漢市で相次いでいる新型のコロナウイルスに感染した肺炎患者が先週、国内でも初めて確認されました。神奈川県の30代男性が、1月3日発熱。6日に武漢から帰国して同日、医療機関を受診して感染が判明し10日に入院しましたが軽症だったため、15日にすでに退院しているとのことです。
当初、新型コロナウイルス感染症患者は41例と発表されていましたが、1月18日に4例、19日に17例、20日には136例の新規症例が報告され、本日までに計198例となりました。
これを受けて武漢との直行便を持つ静岡県の空の玄関口・静岡空港でも、警戒を強化しています。
通常でも検疫所でサーモグラフィーを使って、熱がないかチェックが行われますが…静岡空港では国際線の乗客への体温のチェックをより厳密に行うことにしました。「心配な部分はありますが…春節を迎え中国人観光客も増えるので、これまで以上の警戒態勢を進めていきたいです」(静岡空港担当課)とのことです。
武漢での症例の多くが武漢の海鮮市場で働いているなど、市場と何らかの関わりがあることが分かっています。同市場はすでに閉鎖されたっそうです。海鮮市場との接触歴のない患者もいるとのことで、人から人の感染(二次感染)もあることが、中国当局より発表されました。
現時点では症例数に対する死者の割合(致命率)は1.8%程度とされていて…SARS(重症急性呼吸器症候群)の致命率9.6%、MERS(中東呼吸器症候群)の致命率34.4%と比べると重症度は低いと考えられています。 武漢での死者4人のうち3人は高齢者でした。
武漢に渡航された方、これから渡航される予定の方は…①家禽や野生動物との接触、生肉や調理が不十分な肉の摂取は避けるようにしましょう ! ②現地で体調の悪い人、病人との接触は避けるようにしましょう! ③食事やトイレの後など手洗いをこまめに行いましょう
帰国後数週間(=潜伏期不明のため)は健康状態を注意深く観察し、体調不良時はすぐに病院を受診しましょう。その際には事前に渡航歴について医療機関へ連絡してください。
静岡県内な牧之原市においては…現時点で過度な警戒や対策は不要かと思いますが、今回の肺炎は手洗いやうがいなど他の感染症と同じ方法で防げるため、一人ひとりの予防対策が何よりも大切ですね??
<「ニャンだと!? 心配だにゃ!!」という表情にも見える(笑)我が家の一人娘リラです>