御前崎市の住民投票
御前崎市池新田地区への大規模産廃処理施設の建設の是非を問う住民投票が8日実施され、反対が有効投票の90%を超える1万4409票を集めて『建設反対』の民意が鮮明になりました! 投票結果に法的拘束力はありませんが、この結果を受け、御前崎市の柳澤市長は企業側に事業撤退を要請することを強く示唆しました。
私は、亡き父から18年前の2001年に、県議会に提案された『静岡空港建設の是非を問う住民投票条例案』の審議⇒否決時の経緯や苦難の日々、そしてともすれば憲法や地方自治法が定める日本の間接民主主義を否定しかねないばかりか「有権者の住民投票で政策が決定するのであれば、常に多数の意見だけに従って政治を行わなければならなくなる」という政治家として当然の危惧を聞かされていましたので…これまでこの件については、一度も自分の考えを述べずに、冷静に事態を客観的に静観してきました。
しかしながら、今回の御前崎市の産廃場計画が明るみになって以降の計画決定の不明瞭な経緯や市政の混乱、市民同士の軋轢。。そして、圧倒的多数の市民の署名による住民投票の要求、そして今回の投票結果を見れば…今回の住民投票の実施は「至極真っ当で、正しいものだった」と100%納得しています。
まだまだこの先、紆余曲折があるかもしれませんが…民意の判断を拠り所にした解決を、隣町の県議として期待したいと思います。
本日も、県議会では代表質問、一般質問が行われました。。先週末から5名の議員が壇上に立ちましたが、その全員が取り上げた質問が『リニア中央新幹線整備に関する静岡県の立場 や水問題』です。。本日の3氏も、それぞれの信条や立場から、熱く厳しく知事や副知事、関係部長にそれぞれの思いを訴えられて、とても、見応えのある論戦になりました。
【蓮池章平(66=公明党)】
1 公会計改革の推進について
2 来年度当初予算編成について
3 次期総合戦略について
4 今後の防災対策について
(1)地域の特性を知る洪水ハザードマップの作成支援
(2)被災後の生活再建の初動体制の確立
5 リニア中央新幹線整備について
6 県営住宅のあり方について
7 ユニバーサルデザインの普及先進県としての取り組みについて
8 本県の観光政策について
9 全ての世代が活躍できる環境の整備について
(1)就職氷河期世代の職員採用
(2)ひきこもり支援
10 森林環境譲与税の活用について
11 建設産業の体質強化について
12 障がい者施策について
(1)生涯を通じた支援のための体制
(2)発達障がいのある方への支援
13 総合的ながん対策について
(1)がん対策の今後の取り組み
(2)がん教育に対する取り組み
14 教育行政の充実について
15 交通安全施設の拡充について
【桜井勝郎(75=無所属)】
1 命の水について
(1)リニア中央新幹線トンネル工事による湧水問題
(2)田代ダムの水利権
(3)大井川の既設のダムの放流
2 県の補助金交付団体の適正判断について
【増田享大(52=自民改革会議)】
1 リニア中央新幹線の整備に伴う大井川の流量減少問題への取り組みについて
(1)利水者の不安解消に向けた対応
(2)大井川の水に関する調査
2 道路整備の推進について
3 スポーツの聖地づくりに向けた小笠山総合運動公園の活用について
4 ラグビーワールドカップ2019から得られた観光誘客の教訓について
5 老朽化する県有施設への対応について
6 県立高校第3次長期計画について