日本の低投票率に思うこと
昨日投開票された参議院選挙静岡選挙区の投票率は、県選管のまとめでは50.46%で、3年前の前回参院選(55.76%)を5.3%も下回り、過去3番目の低さだったそうです。
牧之原市の投票率は53.63%、吉田町は49.19%でした。ちなみに4月の県議会議員選挙では両自治体併せても48.59%でしたから、少しは改善されたといえるかもしれませんが…今回は17日間もの長い選挙戦のあった国政選挙だということを考えれば、やはり低いと言わざるを得ません。
世代別の投票率は現時点で承知していませんが…報道によると、やはり20~30代の若い世代では、どうやら「40%程度では?」とのことです。。残念です。
なぜ若い人たちは選挙に行かないのか?? 私の高校時代の同期で、今は首都圏で音楽関係の仕事をしているN君が、自身のFacebookで素晴らしい分析をしていたので、長文の一部をご紹介します。
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ナゼ20代は選挙に行かないのか?
ナゼ選挙率がどんどん下がっているのか?
この問いに対して様々なことが言われていますね。
「誰を選んでも変わらないから意味がない」とか「期日前投票でも行くのが面倒」とか、海外からは「日本の若者が投票しないのが不思議です」とか言われてたり、どこかの大学ではアンケートをとって日本における投票率の低さの論文まで出てますが、どれもこれもピンと来ません。
僕はもっと根本的に、とてもシンプルな理由だと思います。
それは、、「どこの国よりも日本が“平和っぽい”から」
僕が思う“平和っぽい”というのは、「野垂れ死ぬことはない」(廃棄でも何でも、この国はイザとなればゴミでも漁れば死ぬ事はないし、親切に炊き出ししてくれる団体もいる)
「例え窃盗などの犯罪をおかしても警察で厄介になれば死にはしないから」
「年寄りは孤独死するかもだけど、俺らは(若者は)まあ、親の脛でもかじっていりゃぁ何とか生きてけるっしょ!と思っているから」などなど、、
とにかく若者にとっては、イザって時は死ぬ気になれば物理的なことは何とかなってしまう国だってことです=逃げ場がある=ああ、なんと“平和っぽい”国なんでしょう!!
結局のところ日本は、直近で危機感を感じるような環境は殆ど存在しない!なので「誰を選んでも変わらないから意味がない」とか言っているのは奇麗事で、本心は「別に今のままでいいんじゃねー、取りあえずは別に困ってないし…」って思っているからです。
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なるほどですよね??
彼はさらに…
このぬるま湯から脱け出させない限り、若者は選挙には行きませんし、この国に対して自分たちで何とかして変えていこう、、などとは到底思えないと思います。
だって、取りあえずインスタでもYouTubeでもやってりゃ楽しいし、ちょっと小遣い稼げちゃうし~とか、将来はボランティアの道へ進みますとか普通に言えてしまう、他人の悲劇を心配できるようなとても幸せな環境ですし。。
なので僕的には、「18才~20代が選挙に行かない」理由 = 「取りあえずは平和な国」 = 「平和っぽい」ということなんだと思います。
故に、「若者が選挙に行かないとか、年々選挙率が減ってきたとか、それで良かったじゃん。」ということ。
…と話を展開しつつ、
これはあくまで物理的幸福論から見た考え方ですが、精神的幸福論とは別物です。
でも、そのストレスは昨今多発している犯罪が物語っていると思います。
そういうストレスのしわ寄せが将来この国の若者を、とんでもない方向へ進めてしまう恐れは十分あると思います。
というか、あと10年ぐらいしたら、、いやっ、もっと早いかもしれません。若者の見えないストレスが、想定できないような、膨大な恐ろしい事を引き起こしてしまうと危惧します。(1000人以上の死者が出るようなとんでもない事件など)
僕は、それを防ぐために最も重要なことは、今の30代以上の人達が、若い人達の、今までに無かったと思う心の声を感じる(頭でなく心で理解する)ことだと思います。
そして、それを理解したらそれをどう汲み上げていくかを共に考える社会を創ること、だと思います。今までの僕等の感情や考え方に無理矢理ハメ込もうとしてもダメです。まずは心の扉を開けて(コドモの頃の自分<心>に戻ってみる)それを受け入れて、感じてみるのです。
僕は、それが手っ取り早くできる方法は、【音楽】だと思います。。。
…と、見事にまとめています!!(あまりに感心して、ほとんど全文コピペしてしまいました(笑)) しかし、曲がりなりにも政治家の私としては、今の日本の現状を手をこまねいて静観したり、音楽や芸術の力に頼ってしまうことだけで良しとはできません。
今回の参議院選挙では、比例区で議席を獲得したれいわ新選組やNHKから国民を守る党のように、若い世代の思いや不満の受け皿になった新勢力も現れました。。日本の社会がこれから大きく変わっていくために、子や孫の世代のために良い方向に変えていくために…自分にできることは何なのか?? これからじっくり、考えて行動していきたいと思っています。
長男悠司が、エキストラとして出演しているという明晩9時からテレビドラマ『TWO WEEKS』(テレビ静岡)の1シーンの写真だそうです。予告編の開始から34秒付近で「いたぞ!!」と叫ぶ声と、直後に主演の三浦春馬さんを追いかけている姿が一瞬映る警察官が息子だそうです!(笑)
まさに「これぞエキストラ!!」といった扱いですが、本人曰く「違う角度からも撮ったので、本番ではもう少ししっかり映っているかもしれません!(*'ω'*)」だそうですので…乞うご期待!(笑)