古民家は良いなあ
週末に、勝間田区勝田のNPO法人勝間田塾で開催された『設立10周年記念式典』に伺いました。
この10年間の法人の活動内容を記録した貴重なDVDの上映やとれたての野菜の直売も感動的でしたが、私は神寄区大寄の建設業・鈴木辰哉さんによる記念講演『勝間田塾。この素晴らしき古民家』に感銘を受けました。
40年以上も昔ながらの手作りの工法にこだわってきた腕の立つ鈴木さんは、屋号から〝マル辰さん〟という愛称で親しまれている長身でダンディーな人気の大工さんです。明治45年(1912年)に完成した勝間田塾の舞台・旧木下邸は、当時の最高級の資材をふんだんに使用されていて、職人たちが秘伝の技巧を用いて丁寧に入念に作り上げた価値ある建物だということを、専門用語の解説を加えながら、素人にもわかりやすく、興味深く教えてくださいました。
時代の流れの中で、伝統的な日本の古い家屋はどんどん姿を消していく昨今ですが、市内に現存する古民家をこれからどのように保存していくべきか? 築100年近い家に住む私も…これからの補修や地震対策のことなど、いろいろと考えているうちに頭が痛くなりました。
今夜はうちの古民家で、いつもいつも大変お世話になっている御仁との「お祭りお疲れさま会」でした。