わんからさん
今朝の読み聞かせボランティアも、地域の民話集から「わんからさん」を選びました。
毎回、違うクラスに行くので、同じ物語でもいいんですが…そこは読む私の方のこだわりです!(笑)
江戸時代、貧しい村人たちに、法事のための豪華なお椀やお膳を貸してくれたお地蔵さんの物語です。
こういう神のご加護や助け合いの精神の尊さを伝える民話は、県内各地に伝承されています。
市内でも、笠名に「椀貸せ松」があります。私は自転車イベントのチェックポイント探しの過程で、初めて知りました。
この細江・谷の口のお地蔵さんは、ずるい男が嘘を言って、借りたお椀を返さなかったので…怒ってそれを取り返し、以来2度と村人に貸してくれなくなりました。
「お椀が入っていた箱が空っぽ」になったので、それ以後お地蔵さんは「わんからさん」呼ばれるようになったそうです!