3年半後の弁済処理
3年半前の平成27年4月に明るみに出て、大変な物議を醸した、吉田町と牧之原市で共同運営する清掃センターにおける約108万円の『使途不明金事件』の経理上の処理が完了したそうです。
事件の概要と当時の対応は…⇒こちら!!
清掃センターを管轄する「吉田町牧之原市広域施設組合議会」の定例会が昨日2日に開催され、「平成29年度決算書」の1枚目の「歳入歳出差引残高」の下に…3年連続で、但し書きで「うちごみの一般搬入手数料使途不明による現金不足額1,080,810円」と記載されている決算を承認。。その後、新たに管理者から提出された「平成30年度補正予算」の中で、その現金不足額を清掃センターの全職員の給与から長年定期的に天引きされてきた、ほぼ同額のいわゆる「親睦会費」をもって〝弁済する〟という説明があり、侃々諤々の質疑の末に、賛成多数で可決・承認されたそうです。
この弁済は「清掃センターの職員サイドからの申し出だった」ということですが、全職員の承諾があったかどうかは明らかにされなかったそうです。また管理者の吉田町長、副管理者の牧之原市長ほか、広域施設と清掃センターを管轄する両自治体の管理職は「清掃センターの直接的な業務として報酬や給与を受給していない」「公職選挙法が禁じる選挙区内への寄付行為にあたる可能性がある」という判断で、弁済の負担はないそうです。なお、総額に「少し足りない」分の金額は、事件発覚時に在職していた当時のセンターの管理職のみなさんが負担するそうです。
広域施設組合議会は平日の午後に公開で行われ、希望者は誰でも自由に傍聴できますが…私は所用で伺えませんでした。当然、議員には配布される決算書や補正予算書、最新の資料等は手元になく、関係者からの伝聞だけでこの記事を書きました。不正確な内容や事実誤認の部分がある可能性もありますので、個人的な感想や意見を述べることは差し控えます。
なお、組合議会の議事録や予算・決算の金額や詳細は、清掃センターや両市町のホームページでは公開されていません。今回の処理に関しては新聞報道もありませんでしたので…3年前に、組合議員としてこの事件の早期解決と問題点の解消を訴えた1人として、僭越ながら概略ですが続報を出させていただきました。
この件に関する詳細や補足情報をお知りになりたい方は、下記の広域施設組合議員のみなさまにお尋ねいただければよろしいかと思います。