高くて安い国ニッポン
新宿高島屋地下食品街における尾白弁当さんの牧之原産『自然薯冷凍とろろ汁』の試食販売は10月2日(火)までですが、私は中日の本日で、おいとまさせていただきました。
日本最大級の売り上げを誇る最新の超巨大デパートで、花の都・東京では、ほとんど誰も知らない町(…おサルが現れる前はww)のまったく誰も知らない小さなお弁当屋さんが…「横濱崎陽軒」のシウマイ三昧のブースの前、そして「東京吉兆」や「小松昆布」の上品なお店の隣で「お弁当を売らないで、スーパーの食材コーナーのようにパック入りのとろろ汁を声を上げて販売している」という構図は、販売員の私にとってもシュール…というか、にわかには信じられない光景ですし、当事者である尾白社長にとっては、何ものにも代えがたい感動、感激の頂点なのだと思っています。
田舎町で創り上げた美味しいもの、素晴らしいものを想像力と企画力を駆使し、効果的な手順と踏み、使える人脈や人材を駆使して売り込めば…「短期間でも、こうやってこの場所に辿り着くことができるんだ!」ということを実感し、勇気が湧いてきました。今回も田舎の自慢の商品を喜んで買ってくださる都会の消費者のみなさんの笑顔が見れて、うれしかったです。
尾白社長の努力と執念が実を結び、10月からは高島屋が全国の有名店の中から独自に選定している『味百選』の仲間入りを果たし、同じ地下の食品街の冷凍コーナーに、常時販売してもらえるようになったそうです。これぞ、まさに男子の本懐!! いつもアルバイト店員として雇用してもらっている私にとっても、喜びです。。
私は決して特定の業種、特定のお店に限らず、これからも地元で頑張っている商店や農家、企業のみなさんの自慢の商品やサービスを全国・全世界に売り込むこと、メジャーにするため…あらゆる手段、手法でお手伝いができれば、幸せだと思っています。
それにしても、1個2万520円のメロン、1房1万6200円のブドウ、1個594円のタマネギ、1080円の納豆の売られているフロアで、セレブなご婦人や有閑マダム? そしてお勤め帰りのIT業界風のサラリーマンを相手に、1個パック540円(200g)からの冷凍とろろ汁を売り続けるのは、本当に疲れるけれど、爽快な体験でした!!
任務を終えて「台風より先に…」と、渋谷ライナーでさっき帰ってきました!!
渋谷のど真ん中から、静波の自宅までほとんどドアツードア! しかも、3500円で帰れるなんて、学生時代には夢のようです。渋谷からタクシーに乗ると3500円では、築地の本願寺あたりまでしか行けないのだとか…。一方、牧之原市の静波海岸入口までの総走行距離は202kmだそうですから…1kmあたりに換算すると、たったの17.3円!!(笑) ハイブリッドカーの燃費より安い運賃で、缶酎ハイを飲みながらスマホをいじって、そのあと眠って、深夜には自宅に帰ってこれました。
バカ高かったり、バカ安かったり…。この国は何かが狂っていますね?(笑) とりあえず、このバス路線の存続が心配です。。藤枝駅南口から先の乗客は私1人でしたから。そのあたりもこの先、いろいろ努力していかなければいけません!