小仁田薬師瑠璃光如来
中(なか)地区にある『小仁田(こにた)薬師堂』のご本尊『薬師瑠璃光如来』の実に〝17年ぶり〟となる御開帳に、行ってきました!
平安時代末期に真義真言宗の開祖・覚鑁(かくばん)上人が開いたという由緒あるお堂で、鎌倉時代以降、この地域の豪族・勝間田氏によって篤く崇敬されました。
この薬師如来立像は、平安時代初期の天長5年(828)に、高野山で弘法大師が柏の木を彫刻したという3体の薬師像のうちの1体だそうです!!! その3体は、当初、①高野山②肥前松浦③讃岐に祀られたそうですが…ここに安置されたのは、覚鑁が持ってきたいわば〝本家本元〟の①だというのですからビックリです!!
「秘仏」として長く厨子内に収められていた像は、江戸時代の天和元年(1681)に、初めて一般に開帳されて以来、ほぼ17年周期で開帳されていて…今回は平成13年(2001)以来、21回目の開帳となるそうです。
ちなみに、どうして開帳が「17年周期」なのかというと…「観音菩薩は33の姿に変身して衆生を救う」と経典に書かれているからだそうですが…「33年では長すぎるので、全国的に半分の17年目に『中開帳』として開帳することになった」そうです! 興味深いですね?
眼病快癒、良縁成就、子宝祈願にご利益があるとされ、結婚相手に恵まれない男女がお参りすると結婚できるということで『妻薬師』という別名もあるそうですよ!(^^♪
以上、小仁田薬師奉賛会のみなさまによる「小仁田薬師由来記」をケンジ流に編集させていただきました。明後日26日まで、御開帳しています。ご縁に恵まれたい方は、お忘れなく!!