遠渡区が『猿渡区』に!?
牧之原市最南端の遠渡(おんど)区に、8月末から野生と思われるニホンザルが出没し、大騒ぎになっています。
これまでは人家の庭先で「飼い犬と一緒にドッグフードを食べていた」「通学する児童の後ろを歩いていた」等の微笑ましい目撃情報ばかりだったのですが……一昨日になって、地区の女性6人を噛んだり、ひっかいたりしてケガをさせ、このうちお1人が転倒して手首を骨折したことで、全国ニュースになってしまいました。
マスコミでは「住宅街」ということになっていますが、現場は海岸線から急な坂を上りきった台地の端。。坂の途中には雑木林が生い茂り、サルやイノシシが生息していても全く不思議でない景色です。
ここ数日の大報道で、警察や消防、役場職員、そして遠方からの取材陣が集結し…閑静な地区は一躍、注目の的に。。今日は70人体制で『捕獲大作戦』を実施しましたが、人よりはるかに身の軽いサルは、何度も現れては消えるの繰り返しの末に雲隠れ! 本日の作戦は、成果なく終わりました。
明日からは、大規模な捕獲作戦は行わず、役場職員が交替でパトロールするそうです。
ここ数日、牧之原グリーンティー・カップの協力店への挨拶回り等で、現場周辺を巡回している私ですが…仕方のないこととはいえ、傷害事件の“逃亡犯”として、この先も指名手配されることになるサルに同情しています。
子どもらの声に聴き入るキリギリス
〜夏炉