庭の彼岸花
この春、市内の高校を卒業したばかりの大学1年生X君から「けんじさん。会ってください」と懇願されて、喫茶店で会いました。「僕は政治家志望なんです!」と熱く語る19歳の若者に…「僕もだよ!」と自虐の笑みをで応えてから、じっくり話を聞きました。
初めての大学の夏休みの間に、牧之原市議会と吉田町議会を何度も傍聴したというX君は、「自治体によって議会の雰囲気も進行も、一般質問の内容も全然違うものなんですね? 勉強になりました」と目を輝かせて解説してくれました。
彼曰く…①牧之原市議会は「質問の要旨が書かれた通告書がもらえるだけ」で、専門知識や事前に内容を知っていない市民には、質問の中身がさっぱりわからない。②吉田町議会では、質問者が作成した関連資料が、傍聴席を含めた議場内の全員に配られるのでとても分かりやすい。③牧之原市議会では、通告にない質問や行政サイドを〝やり込める〟ための飛躍した質問や追及が多い。④吉田町議会では、逆に行政サイドが議員に対してドライな対応、素っ気ない回答が多い。⑤吉田町議会の傍聴者に対するアンケート用紙は充実している。牧之原市議会の「御意見・ご要望は、何でもどうぞ!」という用紙はとても書きにくい…とのことでした。
「よく観察、勉強しているなあ!」と感心しました。
大学卒業後は「地元に帰って、国会議員の秘書か公務員を経験して、30歳までには市議会議員から政治の世界を目指したいです。若い世代の代表として、この国、この地域の将来のかじ取り役になりたいんです」と熱く語る彼の「心意気や良し!!」と快哉を叫びたくなりました。。19歳の時の私が、彼の何分の1でも、政治に対する関心と人生設計を持っていたなら…「きっと、もっと適切で、正しいアドバイスができたのに…」と猛省しました。
最後に「けんじさんの活動、いつも応援しています。いろいろ大変だと思いますが、これからも頑張ってください!」と励まされ…どっちがどっちの話を聞きに来たのかわからなくなりました!(笑)
X君頑張れ!! 初志貫徹だ!!
御立ち日を待てずに庭の彼岸花