第2戦を終えて…
『牧之原グリーンティー・カップ2018【第2戦】』が無事に終了いたしました。
相良の御船神事のお渡りなど、各地のお祭りやイベントが重なった日曜日。。大勢の参加者にお越しいただき、市内全域の景色を堪能し、美味しいものを食べ、お土産を買い…それぞれのSNSを通じて「牧之原市の情報や魅力を全国、全世界に拡散していただきたい!」という意気込みでしたが…
ひとえに私の力不足により…ご協賛者、関係者のみなさまのご期待に沿える集客の叶わなかったことを深くお詫びいたします。
次回の第3戦は、10月21日(日)に開催いたします。わずかな期間ですが、所期の目的を達成するため…そして、この世界に誇れる素晴らしいイベントを少しでも世の中に普及させるために、全身全霊を傾けて努力する覚悟です。
みなさん! 本当にありがとうございました。そして、次回もどうか、よろしくお願いいたします。
<牧之原グリーンティー・カップ【第2戦】>
◇16日◇静岡県牧之原市カタショー・ワンラボ
エキスパート(6時間)クラス男子で、2年ぶり出場の堀内久史(36=長野・辰野町)が、悲願のシクログ初優勝を果たした。過去2度ののV逸の悔しさを胸に「毎晩、睡眠時間を削った」徹底したログスポット(LS=チェックポイント)研究とイメージトレーニングで、大会コースの攻略に成功。2450ポイント(点)の大会新記録で、エキスパート女子優勝の及川知美(29=愛知・知立市)との〝夫婦アベック優勝〟を狙った2位及川富太(35)を僅差で制し、夢の頂点を極めた。
万感の思いを込めて、堀内さんが両腕を突き上げた。「やったー! ついに勝てた!」。こみ上げる涙をこらえ、勝者だけが立つことを許される壇上で絶叫した。
歴史に残るデットヒートだった。牧之原の海辺や街中、山道を駆け抜けて稼いだ基本ポイントは1060点。これに各所での飲食や商品購入でゲットしたボーナスポイン1350点を加えた2410点は、驚異的なシクログ新記録。しかし、2位の及川(富)とは、わずか50点差の辛勝だった。「発表を聞くまでは、ヒヤヒヤでした。『絶対に負けるはずがない!』と信じてましたが、危なかった!」と疲れ切った表情を和ませた。
万全の準備を整えて臨んだ成果だった。世界初のシクログ大会だった2年前のこの大会では、ぶっつけ本番で出場したものの「優勝者に1000点も離されて惨敗」。持ち前の負けん気に火が点いた。「シクログは体力だけでは勝てない。頭の勝負だ!」と思い立ち。事前に発表されるLS情報を徹底的に調べ上げ、手書きの攻略ノートを作り上げることを思いついた。直後の山梨では3位に入賞。自信が確信に変わった。
2年ぶりの牧之原を前に、今回は9月に入ってから毎晩、睡眠時間を削って106カ所の全LSを調べ上げ、走行ルートを練り上げた、さらには前日の15日から牧之原入りし「LSの場所はもちろん、信号や交差点などの位置や距離、どのお店でどんなボーナスポイントがもらえるか? そのお店では、安価で軽量な商品がどの棚のどの位置にあるかまで、すべて回ってリサーチしました。僕は長野から来たよそ者ですけど、今は誰よりも牧之原市の観光スポットを知っていると自負しています」と胸を張った。
市内の協賛店舗からの山のような優勝賞品の中に、㈲寺田燃料さん提供の『ガソリン満タン券(最大60L)』を見つけて「やったー! 最高です。ありがたい!」と小躍りして喜んだが、お店は『日曜定休』と知らされ苦笑い。「ということは…来月も前日から来なきゃいけませんよね??」とニヤリ。
早くも10月21日の第3戦での2勝目に、照準を定めた。
◆堀内久史(ほりうち・ひさし) 1981年(昭56)9月22日、長野・上伊那郡生まれ。学生時代は特にスポーツはしていなかったが、畜産試験場に就職後、20代前半は空手、同後半から自転車を始める。本格的な自転車レース等での優勝経験はなく、ランニング+スワンボート+自転車で諏訪湖を一周する『スワンアスロン』などのユニークなスポーツイベントを主戦場としている。自転車以外の趣味は「望遠鏡で星を見ること」。独身。
○…エキスパート女子の部優勝の及川(知)さんが、愛の力で念願の個人タイトルをゲットした。6月の開幕戦では、夫の富太さんと一緒に『ファミリークラス』で優勝した。今回は、それぞれソロの部にエントリーし、〝アベックV〟を狙っていた。今回も終盤まで行動を共にしたことで、男性顔負けの高得点をゲット。「私が勝てたのは彼のおかげ。(優勝賞品の)湯呑が可愛くて、うれしいです」と声を弾ませた。
○…開幕戦覇者の大田貴史さん(28=牧之原市)が3位に食い込み、総合ポイントでトップに立った。地元の地の利を生かして、序盤から得点を重ねたが…「秋葉山で忍者を発見したらもらえるボーナスポイントの存在を忘れて取り損ねました。あそこの200点があれば、今回も優勝だったのに…」と目を見開いて悔しがった。