夜半に嵐が…
某所にご挨拶に伺ったら、奥様から「ネラさんにあげて!」とピーマンとナスとゴーヤを袋いっぱいいただきました。これがわが町の優しさですね。。本当にありがたくって目頭が熱くなりました。
もちろん、私なんかより比較にならない妻の人気(笑)にも、大感謝です!
本日は、地元静波区の体育祭が予定されていたのですが…「今年最強」の呼び声も高い台風21号の影響を考慮され、前日から中止が決まっていました。。毎年9月の第1週の日曜日は、季節の変わり目のためか悪天候の日が多く、過去5年間で実に4回目の中止です。。
私は今年は、祭り当番の地元・仲町町内会を代表して終日、本部テントでの放送係という大役を任せられていたのですが…みなさまに、美声?を披露することができずに、残念でした。
結局、明け方以降、日中はまったく雨は降りませんでしたが…21世紀の精密な気象予報システムを駆使しての、運任せではない「早め早めの決断」は、適切だったと納得しています。
この2日間は、夕方にお通夜に参列していました。
亡くなられた方の性別も年齢も宗派も違う2件の通夜式でしたが、読経と焼香後の法話で、それぞれの御住職(お1人は中高の同級生!)が、くしくも似通ったお話をしてくださいました。
それは、「人は必ず死ぬけれど…それがいつかはわからない」「楽観的に『明日がある』『まだ先がある』とは思わず、今を全力で生きなさい」「今日、たまたま隣の席に座った知り合いと『もうこの方に、会えるのは人生で最後かもしれない?』と思ったら、どんなに仲違いをしていたとしても寄り添う心が芽生えてくる」……というような内容でした。
明日ありと 思う心の仇桜
夜半に嵐の 吹かぬものかは
今から836年前、浄土真宗の開祖・親鸞聖人が、わずか9歳!!で詠んだ和歌の話も出ました。貴族(藤原家)の出ながら、幼くして父母を亡くし自ら仏門に入られることを決意し、比叡山を訪ねた親鸞が「今日はもう遅いから、明日の朝になったら得度の式をしてあげましょう」と言われた際に、目を見開いて詠ったそうです。
「明日も桜が咲いているだなんて、どうしてのうのうと想っていられましょう? 夜中に嵐が来るかもしれないんですよ!」。
これぞ諸行無常。そして、善は急げ! 「人生はいつ終わるかわからない。今、お願いします!」と訴えたわけです。。9歳の親鸞少年(幼名・松若丸)の鬼気迫る要請に応え、すぐに出家式が執り行われたそうです。
凄いですね!!