カメが来た。ジーコも来る
海岸清掃2日目。。午前6時15分…昨夜の剣道でさらに疲弊した体を引きずりながら、寝ぼけ眼で集合場所にたどり着くと…
われわれ清掃軍団のリーダーを務める元区長さんが、満面の笑みで…「大石さん! カメが来てるよ」「えーー!? 本当に?」
残念ながら、すでにカメさん本人はいませんでしたが…確かに、波打ち際からウミガメの進んだ波状痕が、砂浜にウェーブを描きながら残っているではありませんか!!
「うわ〜! 本物だ!」と興奮した私は、すぐに牧之原市南部で長年ウミガメ保護活動にご尽力されているNPO団体『カメハメハ王国』のA.Y執事に、8枚もの現場写真とともに「静波にカメが来てます! 産卵したかも?」と報告のメッセージを送りました。すると、しばらくして返信が…
A.Y執事は、午前4時に上陸痕を発見した巡回監視員からの連絡を受け、とっくに現地調査を終えていらっしゃいました。カメさんは「上陸してから産卵場所を求めて100m近く歩き回って、結局諦めて帰ってしまった」そうです。
それにしても、カメさんも、カメハメハ王国のみなさんも、凄いです!! お疲れさまでした!
〈24年前に撮らせていただいた妻マリアネラとの2ショット〉
ジーコが、鹿島アントラーズに帰ってくるそうで…
若い人は、知らないと思いますけど…Jリーグ黎明期におけるこのお方の存在と活躍がなければ「今の日本のサッカーの隆盛はなかった!」と確信していますし、あのころの私の生活のほとんど大部分は、彼と彼のチームを追いかけて、「他とは違うニュースを出す」という使命に費やされておりました。
40歳でピッチに立った1993年のJリーグ開幕戦でハットトリック! それから1シーズン半で、リーグ戦通算23試合14ゴールというすさまじい得点率を残し、惜しまれつつ引退しました。(プレー以外の精神的部分、カリスマ性の方がはるかに凄かったわけですが…)
くしくも今回就任する「テクニカルディレクター(TD)」という肩書を聞いて、悪夢の『唾吐き事件』の翌々日に私が書いた「ジーコ引退。鹿島監督就任」という記事の真偽を報道陣に訪ねられ「監督(テクニコ)じゃない! テクニカルディレクターだ!!」と答えた日のことを思い出しました!(笑)