ただ一撃にかける
剣道の全日本選手権覇者で、世界選手権も個人と団体で制している栄花直輝(えいが・なおき)さん(50=北海道警)の剣道セミナー最終日が本日、牧之原市藤沢のグリーンマウンテン剣道場で行われました!
そもそもこのこの地ではちょっとありえない豪華なイベントは、私の亡き恩師の御子息にして剣道部の後輩、そして剣道日本代表チームのトレーニングコーチである齋藤実さん(47=専大教授)とグリーンマウンテン剣道場の館主である篤さん(45=県教育委員会)の御兄弟のコラボで実現した夢の企画です。2日間で集まった小学生から還暦間際まで総勢200人の剣士たちの誰よりも、この仲の良い御兄弟がうれしそうで、幸せそうだったことが印象的でした。
道を極めた男の打突の鋭さと発言力…そして立ち居振る舞いの鮮やかさに、ただただ圧倒されました。カッコ良かったです。大ファンになりました。
元旦に剣道を再開してから今日でちょうど半年。。スーパースターの目の前で高3の夏以来となる基本稽古を必死で行って、心身ともに疲れ果て、脱水&脱力状態に陥りました。「生きていて良かったなあ~」「身体が動くうちに復帰して良かったなあ~」と思いました。
栄花先生!! 両齋藤先生! 榛原剣道クラブの山本先生! そして先輩、後輩、同志のみなさま! ありがとうございました!
◆栄花直輝(えいが・なおき) 1967年(昭42)10月29日、北海道・喜茂別町生まれ。小剣道を始め、東海大3年の88年全日本学生準優勝(個人)。90年に海道警察に奉職。97年全日本選手権3位、2000年優勝。世界選手権は団体では、1994年フランス大会から4大会連続優勝。個人では2000年米国大会で優勝。2004年文部科学大臣スポーツ功労者表彰。2013年剣道八段審査に初挑戦で合格。教士八段。170㌢。剣道とは「心を極める道)と公言し、勝負において「頭で考えての駆け引き」を排除し、無心の状態からの「ただ一撃にかける」という座右の銘は、2003年の英国大会で大将として大活躍した栄花の生き様を紹介するNHKのドキュメンタリー番組のタイトルにもなった。
大満足の練習会終了後は、さざんかで行われていた牧之原市国際交流協会の『七夕会』に駆けつけました。「浴衣着用」を指示されていたのですが…着ている自分がクラクラするほど汗臭い道着姿で、失礼しました!
夕方は、地元町内会で8月に初開催する納涼祭の企画会議。その後は、片浜区の釣徳寺で開催された祈祷会後の映画試写会に伺いました。昨年の大ヒット映画『君の名を』を、恥ずかしながら初めて観て、不覚にもうるっとしてしまいました。なかなかハードな日曜でしたが、いろいろ学ばせていただき、収穫の多い52歳最後の1日となりました。