35年ぶりの涙
グリーンマウンテン剣道場で開催された『第1回 45最以上の大人のための剣道リーグ』という剣道大会に出場しました!!
これは同道場の齋藤篤さんが「落ち着いた大人の剣道リーグがやりたいというニーズに応えたくて…」と発案し、参加者を募って開催した異色の個人戦です。。事前に配られた大会要項には…「この剣道リーグは、試合をしたい大人にその機会を提供することを通じ、参加者の技術向上、相互交流、豊かな生活の実現に貢献することを目的とする」と書かれていました。
そうなんです。。他のスポーツと違い、剣道って普段の練習(稽古)の中では「よし。ちょっと練習試合しよう!」という展開にはならないんですよ。。お互いの稽古の中で「1本勝負するか?」とはなりますが、あくまで当事者同士の稽古。第三者の目、3人の審判の判定による本格的な試合など、日常の稽古の中ではありえないシチュエーションなのです。
というわけで、45歳の若き館主の誘いに応じて、無謀にもおっかなびっくり会場にやってきたわけですが…壁に貼り出された実施要項中の「参加条件」を見てびっくり!! (1)40歳以上の者 (2)40歳未満の者で、主催者が参加を認めた者 って何? 45歳以上の大会じゃないんかい!!(笑)
でも、ノープロブレム!! でも、心も身体も若いつもりなので、年下の強い剣士とやらせてもらえるだけでうれしかったです!! かくして、参加費もなければ、賞状も賞品もなし! 8人の大の大人が、プライドだけを賭けて戦う全28試合の激戦が幕を開けたのでした!!
(中略ww)
手に汗握る…どころか、途中で口から心臓が飛び出そうになるほどの7試合計20分超の激闘の結果は…2勝4分1敗の勝ち点22で、見事3位でした!! 頑張りました!!
優勝者は38歳(七段!)。準優勝者は45歳(六段!)。その強者の二人と3分の試合時間で精いっぱい戦い、52歳(二段ww)で引き分けることができて、よかったです。これから生きていく自信がつきました!
それにしても、剣道の試合に出たのも、勝ったのも…高3の9月に国体予選であっさり敗退し、今は亡き齋藤正衛先生(=篤さんの御尊父)の逆鱗に触れて、静岡から榛原の自宅まで徒歩で帰った遠い日以来です。
35年前の自分自身へのリベンジ。そして、現役バリバリの素晴らしい剣士たちとこの上ない経験をさせていただき、篤さんや関係者のみなさまには心から感謝しています!
夜には、このほど女性では榛南剣道連盟で初めて、静岡県でも通算6人目という「七段」に合格された榛葉香先生の「昇段祝賀会」に参加させていただきました。18歳で故郷を離れてから30余年…まったく剣の道から逸脱していた私を、仲間として温かく迎えてくださった先輩・後輩のみなさまの御厚意がうれしくて、涙が出ました。