泣いたネイマール
今朝の読み聞かせは、失敗でした!!
子どもたちに、『泣いた赤鬼』の絵本を丁寧に読んでいたら、想った以上に文字数が多くて…規定の15分で終わりそうもなくなる大ピンチ!! 終盤はもう大急ぎで速読しながら、かなりの段落を飛ばしました。。目を見開いて、聴き入ってくれていた5年3組のみんな! 本当にゴメンね!!
【「泣いた赤鬼」のあらすじ】
山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に 「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます」と書いた、立て札を立てました。
けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。青鬼は、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。
青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。そうすれば、人間たちにも、赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう、と言うのでした。しかし、それでは青鬼にすまない、としぶる赤鬼を、青鬼は、無理やり引っ張って、村へ出かけて行きました。
計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました。毎日、毎日、村から山へ、三人、五人と連れ立って、出かけて来ました。こうして、赤鬼には人間の友達ができました。赤鬼は、とても喜びました。しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。
ある日、赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。青鬼の家は、戸が、かたく、しまっていました。ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。そして、それに、何か、字が書かれていました。
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、青鬼。」
赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。
今読んでも胸が詰まります。。そして、私は実のところ…「青鬼のような生き方」に憧れるタイプです!(笑)
<ワールドカップ(W杯)ロシア大会>
◇1次リーグE組◇22日◇サンクトペテルブルク
ブラジル(勝点4) 2-0 コスタリカ(勝点0)
▽得点者【ブ】コウチーニョ(91分)、ネイマール(97分)
連日大熱戦が続くサッカーW杯ロシア大会。妻のマリアネラの母国、中米コスタリカが、優勝候補のブラジルに大健闘しました。豊富な運動量と世界NO。1クラブのレアルマドリードの守護神GKナバスを中心にした固い守備で、ブラジルの豪華な攻撃陣を90分間封じ込めて、今大会初の勝ち点ゲットまであとわずかでした。最終的には、サッカー王国の意地を発揮したブラジルにロスタイムに2点を奪われ力尽き、1次リーグ敗退となりましたが…世界中のサッカーファンに、激しくて楽しいコスタリカ代表の雄姿が印象付けられたことでしょう。。。
1992年のJリーグ開幕前のナビスコ杯からお世話になった当時読売ヴェルディ監督の松木安太郎さん、1993年のオフトジャパンのスペイン遠征から20年近く取材させてもらっていた中山雅志さんの〝判官びいき〟のコスタリカ称賛解説にも感謝します!(笑)
終了間際に執念の今大会初ゴールを決めたブラジルのエース・ネイマールが、試合後1人で泣いていました。。コスタリカの選手たちもピッチに倒れて泣いていました。勝っても、負けても、別れても…全力を出し尽くした男たちの涙は美しいものです。