19回目の父親記念日
今日は、わが家のツインズの19回目の誕生日です!!
結婚から9年目に、あっちゃんとネラさんのお陰で、この世に生を受けました。
私1人が、海外出張で不在だったことはありましたが…1万3500㌔離れた2つの祖国に2対2で別れてこの日を迎えたのは、もちろん初めてです!(笑)
まったくこれから先が見えない大変な家族ですが…これからも4人で、なかよくケンカしていけたらなと思います!
ここ数日、長男と2人でいろんなことを話し合いながら生活しています。イヌとネコの世話だけでなく、自分たちの「次の食事」のことを考えながら過ごすのは、新鮮ですが…大変です!(笑)
夜には、昨年から父子で参加している真面目な読書会に伺いました。大学の教材としても使われている哲学的な難しい本をみんなでお菓子をつまみながら、読み合って、意見を交換する素敵なひとときです。
『カタツムリの知恵と脱成長』(中野佳裕)という本を読んでいます。ざっくりいうと「現代の資本主義的な消費社会の発展は、本当に人類を豊かにするのか? 我々は今、幸せになったのか?」ということを検証、解説している本です。
つまり「経済的な貧しさは、みじめでも不幸でもない。限られた物質的条件の中でも『生きる歓び』を内発的に生み出すことが肝要だ」というような流れの本です。
経済的に、そして立場上も大ピンチにあるわれわれ親子ですが…生来のラテン的な楽観主義からか「今の自分たちの境遇をみじめだとも、不幸せだとは思わずに、日々過ごしているんだなあ」ということを、明るく臆せず自分の意見を披露する息子を見ていて実感しました。
私も「精神的には、今が一番幸せかな?」と思ってしまったりします。前向きに生きることは何よりも大切です。しかし、現状を打破するため「もっと危機感を持つことも必要だ!」とあらためて気づけた良い1日になりました。