1kg109万円の新茶の価値
新茶シーズンの到来を全国に告げる静岡茶市場(静岡市葵区)の「新茶初取引」が今朝、行われました。県内産は昨年の7倍近い約1万4000㌔もの一番荒茶が上場し、今期の本格的な取引が幕を開けたそうですよ!(by 静岡新聞)
県内産は3月以降の気温の上昇で、例年より1週間も生育が早く、1㌔あたりの平均単価は、午後0時半現在で3715円だったそうです。
川勝知事を始め、県内産地の首長は、朝から茶市場での記念セレモニーで、和やかにおいしい新茶を愉しみ、初出荷を慶びあったようです。私といえば、本日最終日の横浜・上大岡の百貨店での「春の静岡おいしいもの会」で、牧之原市の特産物を販売しておりました。
静岡茶市場での新茶初取引での最高値は、JA富士宮茶業委員会が手摘み、手もみで仕上げたわせ品種「さえみどり」1㌔が、単価としては過去最高の109万円で成立したとのことですが…たまたま今回1週間、われわれの隣のブースで洗練されたデザインのおいしい『和紅茶』を販売していた静岡市清水区の30代の若手生産者3人が経営している㈲グリーンエイトのH専務によると…
この「109万円」は、富士宮富士山製茶に異業種から参入した新進気鋭の業者さんが昨年、県内の茶業界の不文律をぶち破り「『茶寿』(108歳)ちなんで…」と従来の最高値より100万円も高い価格で入札した108万円に、今回さらに1万円を上乗せした記録なんだそうです。
「地元の生産者が懸命に作ったお茶。東部からも静岡茶を発信していきたい」という富士宮の生産者の熱い思いが痛いほど伝わるようで…私は感心しています。
結果的に、その意気込みは新聞記者の琴線にも触れて大きな記事になり、ネットで世界中に配信され、横浜にいる私もスマホで読んで、こうしてしたり顔で投稿記事にしているわけです。
こういう積極的で先行投資的な活動を「日本一の茶処」牧之原も、どしどしチャレンジできるようになれたらよいですね? 頑張りましょう! 私も頑張ります!