コーヒー農園を視察
ミラマールから、今の日本ではちょっと経験できないボッコボコの山道をゆっくりゆっくり上って1時間。。サン・ラファエルという小さな村に到着しました!
何でこんなところまでやってきたかというと、ここは世界有数の美味しいコーヒーの産地だからです!
何のアポもなく、たまたま農園の入口で出会っただけロレンソ君に案内をお願いすると、快く受け入れてくれました。
コスタリカのコーヒーは、だいたい10月から2月まで収穫されるそうで、今は枝の中に隠れれていた赤い実が少しだけ残っていました。「10日前に来ていたら、真っ白なコーヒーの花が咲いていたのに残念だよ。コーヒーの花は3日で全部、散ってしまうんだ」と教えてくれました。
種(豆)から育てた苗木が、収穫できるようになるまで5、6年。。大きくなったコーヒーの木は5年ごとに根本から切って、新しい勢いのある幹を成長させるのだそうです。時間も手間も、お茶の木とほとんど変わりませんね?
彼の農園では「コスタリカ95」など4種類のコーヒーを栽培し、ほとんどが国内向けだそうです。昨年は、超大型のハリケーンが上陸するなど天候が不順だったこともあり「収穫量も品品質も今イチだね。肥料や人件費など、精算コストが上がっているのに、コーヒー価格はほとんど変わらない。なかなか厳しいよ」と渋い顔で解説してくれました。
まさに牧之原台地と同じ構図だけに、ロレンソ君の気持ちがよく分かりました。農園の上には、ちいさな焙煎工場と粉末化と袋詰め機械がありました。美味しいそうな煎りたてのコーヒー豆1㌔を4000コロン(800円)で買いました。
実の中の種(豆)と葉っぱという違いはありますが、コーヒーもお茶も地方の農家が、一生懸命に丹精をこめて育てていることがよくわかり、とても参考になりました!!
地球上のどこにいても、故郷のニュースを教えてくれる、送ってくれる親友がいます。
だからこそ、時には市外へ飛び出せるし、故郷の窮状を変えるための経験を積んでいるつもりです!
どこを旅していても、この先、私が生きて、死んでいく場所は、牧之原しかありません!