親子で博物館巡り
今日は親子3人だけで、サンホセ市内を歩き回ってきました。ラテンアメリカのゴールデンウィークである『セマーナ・サンタ(聖週間)』を来週に控え、今週はみんな仕事に忙しいからです。
本当は、義弟のアレハンドロから借りた車で、近場にドライブに行きたかったのですが…珍しく1日遅れで時差ボケが来てしまい、昨夜は目がさえて一睡もできなかったので眠くてたまらず、移動は一律250コロン(50円)の路線バスにしました。
市の中央にあるコスタリカ中央銀博物館で、コロンブス以前からのこの国の歴史や通貨の変遷を学習し、現代絵画や芸術作品を観賞しました。。
大航海時代、コスタリカでは、メキシコや南米ほどのたくさんの金銀が産出されなかったこともあり、比較的スペイン人による収奪が少なかったこと。。そして、早くから法律で文化財を保護してきたことで、先史時代からの貴重な遺物や文化財、金のアクセサリーが多くの博物館に展示させています。。素晴らしい!
Wi-Fiの使えるカフェで、コスタリカ料理のランチをとった後、国立博物館にも足を伸ばして、この国の歴史や文化、自然や地理、産業が一覧できる豪華な展示物を見てきました。
国立博物館にも足を伸ばして、子どもたちと一緒に、一からいろいろ勉強し直してきました! こういう時間は、とても貴重だし、歩いていける範囲に、重要な博物館や観光設備を整備している政府や自治体の役割の大切さを実感しました。。
コスタリカは1948年12月1日、憲法で軍隊を廃止。実質的に世界初の非武装の永世中立国となり、国際社会で独自の存在感を発揮しています。この博物館は、廃止されて不要になった陸軍の司令部のあった要塞を改装して作られていて、外壁には内戦時代の生々しい弾痕が、無数に残っています。
母親の国の美しい自然や動植物、そして平和を愛する国民が築き上げた独自の歴史と文化、コーヒーやバナナなどの主要特産物、産業の発展の推移を紹介する展示を見た息子たちは、とても満足げでした。
鳥やカエルやトカゲやサルなど、野生の楽園コスタリカっぽいデザインの黄金の装飾品の数々に感心した晃司が「ボクたちの先祖が作っていたかもしれないね? パパの先祖は関係ないけど…」と得意げに胸を張ったのには、苦笑せざるを得ませんでした。
自分のルーツを自慢したければ…早くスペイン語を話せるようになろうね?(笑)