グリーンティー・カップ復活!!
今夜は、一昨年6月に世界で初めて、牧之原市で開催された新時代の自転車イベント〝シクログ〟『牧之原グリーンティー・カップ』の復活を期した〝キックオフミーティング〟が、旧片浜小学校の教室で開催されました。
牧之原大会以降、日本各地の観光地でこの画期的なイベントを開催し、成功に導いてきた(株)Seabirdの野地社長が「シクログの聖地・牧之原に恩返しがしたい! スポーツツーリズムを通じてまちおこしを目指している日本中の地方都市のモデルケースとしたい!!」と自ら進んで、2年ぶりの牧之原大会開催に名乗りを挙げてくださったのです。
シクログとは「ポケモンGO」と同じ方式でスマホと自転車を使い、制限時間内で自由にスポットを巡って、獲得するポイントを競い合う異色の『スポーツリクリエーション』です。。、その愉快なゲーム性と『地域おこしイベント』としての優秀性が各地で話題を呼び、軽井沢や富士山周辺、そしてこの伊豆半島など、有名観光地の大会で次々に大成功。。2年前の第1回大会から、専用アプリは改良に改良が進み、前回はできなかった同じ地点での飲食や物品購入、イベント参加による〝ボーナスポイント追加〟の特典も加えられ、脚力自慢の選手たちによる〝早回り競争〟の要素は激減。。家族やカップルでのんびりゆったり地域全体を愉しんで回ることもできる多様性が魅力となっています。
以下は、野地社長の説明の要旨です。
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ご参加のみなさま、初めまして。株式会社Seabirdの野地と申します。牧之原市は弊社のサービスであるCYCLOGの最初の開催地であり、聖地です。その牧之原市で、再び開催できればと思っておりましたので、この機会をいただけて幸いです。ぜひ恩返しができるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。
今回は実行委員会形式で行い、弊社が幹事社として事実上の主催となりますが、私としてはみなさんの「牧之原はいいところだということを知ってほしい」という気持ちが、このイベントの成否を握っていると思います。その思いを共有できればと思います。
このCYCLOG(シクログ)というイベントはまだまだ自転車イベントとしても新しいものですので、ジャンルとしての認知度が低く、参加者も200~300人程度です。。それでも単純に人数だけを集めたいのであれば大金をかけて花火大会やグルメイベントをすればいいだけです。しかし本当の地域振興に必要なのは、いっときの人数ではないはずです。
大人数が集まれば見た目は華やかですが、「地域にお金を落としてもらう」「移住のキッカケを作る」という本来の観光行政や観光イベントの役割を本当に果たせているかというと大いに疑問です。
私がCYCLOGで実現したいのは「広範囲」を「適度のスピードで周り」「地域の隠れた魅力的なスポットを回る」ことで「地域のファンを作り」「地域にお金をダイレクトに落とし」「経済効果を実数で把握し」「次の施策に活かしつつ」「リピーターを増やし」…最終的には「移住者を増やす」ことです。
そしてそれらのすでては「CYCLOGで実現できる」と信じています。最初は100人の参加者でも、年間5回も開催すれば、SNSを通じて自転車愛好家の間で牧之原市の知名度は飛躍的に上がります。ゆくゆくは全国、全世界に500人、1000人、何万人もの「牧之原ファン」を、CYCLOGを通じて作ることができれば…と思っています。
そういった流れの中で、今回の牧之原グリーンティー・カップで、初めて導入したいものをいくつか希望として挙げたいと思います。
①今回は、旧片浜小学校を発着点とした「年間シリーズ戦」方式で、来年3月までに5回は開催したい。参加者は毎回150~300人を集めたい。
②現時点では行政や既存の公共団体、組織には依存せずに、民間の独立採算制を採用し基本的に5000円程度参加料収入で運営を成り立たせたい。開催費用、収支をホームページで公開していきたい。スポーツツーリズムでまちおこしを目指していても、資金がなくて困っている他の地方の人たちへのモデルケースを目指したい。
③中高生には安価な料金で参加してもらいたい。地元の魅力の再発見をしてもらいたい。移住促進よりも地元定住のほうが楽です。併せて、学生目線で学生が選ぶ〝牧之原イチオシスポット〟をログスポットにしたい。若い人の考える地域の魅力の再発見につなげたい。産学連携の実績を作りたい
いろいろとご意見いただければと思いますし、可能な限りみなさんの意見を取り入れていければと思います。ぜひともよろしくお願いいたします!
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野地社長の熱い〝講話〟に、ご参加いただいた有志のみなさんの目は輝き始めました! 今日のところは、とりあえず『旧片浜小を舞台に年間5大会を開催しよう』『第1回大会は6月10日(日)に開催しよう』ということを、参加全員で申し合わせました。。
詳細や続報は、また時期を追って公表させていただきます! 相良地区と榛原地区のど真ん中の片浜から、牧之原を活性化させていきましょう!!
◆シクログ(CYCLOG) 株式会社Seabirdが考案した世界初の専用アプリを使った自転車オリエンテーリングの愛称。制限時間内に、地図上に示された対象エリア内の指定チェックポイント(以下「CP」)を回ることで、各ポイントごとに定められた得点をどれだけ多く集めるかを競う『獲得型自転車オリエンテーリング』。。時間内にどれだけ多くのログスポット(以下LS)を通過し、LSごとに配転されているログポイント(以下LP)の合計で楽しむサイクリングイベントとして、2016年6月に静岡県牧之原市で始まった。
基本的にスタート/ゴールの会場から遠くてまばらなほどLPは高く、近くて密集しているほどLPは低く設定されている。さらにLSに到着したら専用アプでLSを撮影し、事前に登録した参加者ご自身のSNSアカウントに写真をアップすることでLPの獲得となる。近くて密集している低LPのLSを数多く回ったり、飲食や土産物購入で別途ゲットできるボーナスポイントを積み上げていくのか? 一発高得点狙いで遠くのLPを目指すのか? などの戦略がゲームの行方を握る。
コンパスを手に地図上のポイントを探してスタンプを押してくる「オリエンテーリング」の楽しさに、「スポーツツーリズム」 「リアルタイムのスコア争い」 「写真」 「SNSによる情報拡散」の要素を組み合わせた、日本シクロツーリズム協会公認の全く新しいタイプの自転車イベントとして話題を呼び、牧之原大会以降…軽井沢、富士山麓、沖縄、伊豆半島などの日本を代表する観光地で開催されて好評を博し、昨年11月には東京都主催の国際産業交流展での『世界発信コンペティション2017』において『革新的サービス部門』で、大賞(賞金300万円)を受賞した。