山作戰の夜
熊本出身で、7年前から静岡を拠点に活動している異色のシンガーソングライター山作戰(やまさく・せん)さん(45)の初の本格コンサート『ヤマサク春のセンまつり』を観に、友人3人と長男と一緒に静岡市のグランシップまで行ってきました!!
山作戰さんとわれわれは昨年末、ひょんなことから静岡市の行きつけのバーで知り合って楽しくひとときを過ごしただけの関係でしたが、その際、個人事務所社長兼マネジャーを務める美人の奥様の勧めで、このコンサートのチケット5枚券(1万円)を購入した親友のY.Oさんの猛プッシュで、われわれは牧之原市から馳せ参じたというわけです。
「さあ準備は整った!あとは世界に気づかれるだけ!」…という実に私好みの粋なキャッチコピーの付いたこのコンサートは、山作戰さんを応援する数多くの仲間や支援者による手作りで、心温まるステキな舞台でした!!
パンフレットにカッコよく記された「45歳のオッサンが、人生を捧げるコンサート!」というフレーズにも52歳の超オッサンは感心しながら、美しい歌声と意味深な歌詞の世界にうっとりと浸ることができました。
とにかくこの人は、面白い! 詞にも曲にも、もちろん歌声にも素晴らしい才能があります。。なのに…「ステキなお力をお持ちの方と仲良くなっても、ことごとく出世に結びつけられずにここまできたところは、むしろ特技レベルで間抜けだと思い、誇っています」と自虐ネタで笑い飛ばしてしまうあたりも、私好みの好人物だと思います。
人生初の大きなステージでのコンサートを大盛況で終え…「ここが目的地だったり、到達点ではなくって、始まりと言うか通過点と言うか、そういう扱いでお願いしたいです。こういうおっさんそのものは、メディアの方は扱いにくいと思うので、是非あなたが話題にしてくだされば…『話題のおっさん』として扱いやすくなりますから」と飄々と振り返っていました。
私は、山作戰さんをこれから応援し続けます!! 何だか、あらゆる芸術的な才能にあふれた…私より7歳も若いけど、自分自身の理想の姿に出会ったようで、とても他人とは思えなかったです!(笑)
◆山作戰(やまさく・せん) 1972年(昭和47)8月6日、熊本県天草郡生まれ。本名は高山真徳。日本のインディーズ・アーティスト。91年(平成3年)3月 熊本県立熊本北高校卒業後、東京で活動を開始。野武士的な風貌からは意外な(笑) 高音のボーカルが魅力で、作詞、作曲、編曲、ループマシンによる多重コーラスと独りでこなすことができる。演奏する楽器はギター、ピアノ、ハモニカなど。音源制作では打ち込み音源による独自のこだわりりがあり、楽器以外の道具を使用することもある。日本語の言葉の意味や響きを大切にした作品作りを心掛けている。東京で21年活動後、『夢の国』だと教えられ、静岡に住み着く。現在は静岡市清水区蒲原を拠点にし全国へ歌いに行く生活を送る。これまでの主な活動は、CMソング(アタック、オロナミンC、フジッコおまめさんなど)や井上大輔氏の依頼で「機動戦士ガンダム20周年記念アルバム」の全曲をコーラス担当など。2015年からSBSテレビ『soleいいね!』に出演。これまでにアルバム5枚、ミニアルバム1枚、シングル1枚をリリースしている。
コンサート終了後、みんなで青葉公園前の『静岡青葉おでん街』に行きました。小さな店には、富士山静岡空港に本日到着した韓国人の若いカップルがいました。。聞けば、この店は韓国のいくつものテレビの情報番組で何度も紹介されている「知る人ぞ知る静岡のグルメ店」なんだそうで…2人は「日本に行ったら必ず、最初に静岡のこの店に行こうと決めていたんです」と片言の英語で、熱く説明してくれました。
こういうところに「牧之原市の外国人観光客の獲得の凄いヒントがあるのでは?」と私は思っています。。韓国や中国、全世界から空港に到着した観光客が、わが牧之原市の『お茶漬け』や『カレー』や『とろろ汁』を食べようとレンタカーや自転車に乗って、街中に大挙してやってくる日を夢想しています。