愛のヘルプマーク
親愛なるみなさん!! この『ハートと+』のついた赤い派手なカード…いったい何なのか、ご存じですか?
恥ずかしながら、私もつい最近まで知りませんでした。。もうほとんど縁がない上に、過ぎてしまったバレンタインデーとは、関係ありません!(笑)
これは『ヘルプマーク』と言って、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、精神疾患や知的障がいをお持ちの方、そして妊娠初期の方など…外見からは分からなくても、現実的に他者の援助や配慮を必要としているみなさんが、周囲の方々にそのことを知らせ、理解や協力を求めるために着用しているマークです。。
牧之原市内で、このマークの告知・普及を目指している若いお母さんからご相談。ご依頼を受け、本日ご自宅に伺ってお話を聞いた上で、自分なりに調べてみました!!
もともとは 東京都の福祉保健局が考案して、2012年からカードの配布を開始。同時に都内の地下鉄やバスの優先席へのステッカー掲示などを通じて、都民に告知・啓発されてきたものですが…その重要性、社会的役割が評価され、年々全国に普及されてきた、とっても大切で愛のあふれるカードなんです!!
いよいよ今年から静岡県も約1万枚を作成して、各市町に配布を開始。そしてついに今月5日から、わが牧之原市でも市役所2庁舎(社会福祉課、相良窓口課)で、希望者に配布を開始したのです! カード取得にあたって、住所氏名などの『個人情報』の申告は必須ではありません。交付するための病気や疾患、障がいの程度も、窓口での担当者の裁量に任せられています。
市では担当窓口にポスターを掲示したり、ホームページ等で告知はしているのですが…まだまだ市民にはほとんど知られていません。。支援を必要とする方々への浸透度も進んでおらず…牧之原市に割り当てられた100枚(少なくないですか?)のうち、現時点で希望者に支給されたのは9枚だけです。。支給をご希望の方は、ぜひお気軽に市役所窓口にまでお出かけください!!
「援助を必要とされているみなさんの声なき声に、どうかご配慮をお願いいたします。このマークを付けた方が、なにか困っている様子であれば遠慮は要りません! ぜひ優しく一声かけてあげてください」と担当者は熱く力説していました。自閉症など知的障がいの方などの場合、ご自身では援助の必要性を認識できない場合もあるでしょう。しかし、重い障がいをお持ちの方が、街中で独りで行動していること自体に深刻な事情がある場合もあるのです。一声かけてみて、受け答えから何らかの異変に気付いたら…「カードや所持品に書かれている連絡先や市役所担当課や警察署などへのご連絡をお願いします」とのことでした。
せっかくの助け合いのシステム、ステキなカードです。。日々の暮らしの中で、助けを必要とする方も健常な一般市民も、このカードの使命と役割を熟知し、ともに寄り添い、手を取り合って幸せに生活できる愛情豊かな牧之原市を創っていきましょう!!
なお、牧之原市ではこのカードを説明したA3版のポスターを掲示してくださる公共機関、店舗、事務所などを募集しています。お問い合わせは社会福祉課(23-0072)まで。