故郷の食育・農育を考える
牧之原市と吉田町が、共同で運営している給食センターの『学校給食展』にお邪魔してきました。
市議だった昨年までは、両自治体の『広域施設組合議員』でもあったので、毎年ご招待をいただいて、顔を出させていただいていました。これまでも何回もこの貴重で、美味しいイベントはご紹介させていただいています。。素晴らしい企画ですね。
今回は後学のために、自ら進んでじっくり見学に来ました。決して試食だけが、目当てだったのではありません!(笑)
大勢のお母さん方やおじいちゃん、おばあちゃんに混じって、珍しい若いお父さんと可愛い幼稚園児の男の子の親子が幸せそうに試食していたので、事情を説明して、写真の撮影&掲載のお許しをいただきました。
私が考える牧之原市の食育やこの先の給食の理想像やあるべき姿は、また機会を見て綴っていきたいと思っています。
さて、連日の自然薯ネタで恐縮です!!(笑)
でもでも…どうやら昨年末から、牧之原市に、空前の〝自然薯(じねんじょ)ウェーブ〟が到来しているようです!
『平成29年度 静岡県自然薯研究会』の総会に行ってきました! 会議の前に、昨年末に決定した『第31回静岡県自然薯品評会』の表彰式が行われたからです。
県内各地から、実に51もの個人と団体、支部代表から出品された選りすぐりの自然薯の中から、見事栄えある1等賞(県知事賞)に輝いたのは…牧之原市蛭ケ谷の…その名も鈴木伊知朗さん(70)でした!!
伊知朗さんは『自然薯界のメジャーリーグ』静岡県で、まさに〝イチロー級〟のスーパースターなのです。品評会の「首位打者」である1等賞は、今回でなんと5回目だそうです! 「去年は夏場までは雨が少なく生育も今一つだったんだけど…10月末からの長雨が、私の畑に限っては良かったんだと思います。今回はそれ以外に(勝因が)見当たらないねえ」と謙虚な笑みで振り返る鈴木さん。。10月末といえば…私は、連日冷たい雨の中での選挙活動で超大変でしたが…同じころ蛭ケ谷の自然薯畑の中では、立派で粘り強い、静岡県一の自然薯が静かに生育していたのでした!(笑)
そして、そして…もう1つ。。今回、初めて出品した牧之原市立萩間小学校の3年生(19名)のみなさんの自然薯が、3等賞の第1席(未来賞)を受賞しました!! 同校では課外授業、地域の方々との交流授業の一環として、10年前から自然薯を栽培しています。。昨日SBSテレビに出演した長谷川正治さんら萩間の自然薯農家のみなさんの丁寧な指導の下、みんなが交代で一所懸命に育てた約60本の自然薯が「あまりにも素晴らしい出来だったので…」(長谷川さん) 今回は特別に生産家の品評会に出展されることになったのです。
サイズや色、形といった外見と、粘りや舌触り、そして一番大切な味など…を十数名の審査委員が厳正に審査した結果、上から9番目の高得点を獲得したそうです。「僕たちの自然薯が認められてうれしいです。師匠(=長谷川さん)を始め、地域のみなさんのおかげです」という児童代表の挨拶に感動しました。。今日がくしくも54歳の誕生日だった長谷川さんは、感極まって目に涙を浮かべていました。
最後は、役員や上位入賞者と一緒に、最高の笑顔で記念撮影!! 萩間小学校では、来年以降も3年生たちの作る自然薯を、この品評会に出品していくそうです。素晴らしいですね? 市内の他の小学校も検討してみたらいかがでしょう? 自然薯に限らず、子どもたちがこの地の特産品を育て、大人と同じ土俵で評価してもらうことは、地元を愛し、歴史や伝統、産業を継承してくれる人材育成のためには、とても大切な機会になることでしょう。
【平成29年度(第31回)静岡県自然薯品評会入賞者】
<1等賞>
☆静岡県知事賞 鈴木伊知朗(牧之原市蛭ケ谷)
☆静岡県経済産業部長賞 松下 均(菊川市高橋)
☆遠州中央農協組合長賞 山本杉和(浜松市春野町)
<2等賞>
松下正弘(菊川市高橋) 古澤義晴(島田市湯日) 山下信郎(川根本町上長尾) 松本佳克(島田市湯日) 小沢利章(浜松市春野町)
<3等賞>
☆未来賞 牧之原市立萩間小学校3年生
福田佳充(島田市湯日) 原木 廣(島田市川根町抜里) 長田和男(藤枝市岡部町) 白滝潤一(島田市川根町抜里) 松村昇(牧之原市白井) 山口一成(藤枝市岡部町)