子の名前にこだわった話
事情があって、12年前に失効した双子の息子たちのパスポートの再発行のために、相良庁舎まで行ってきました。。ウチの子どもたちは、いわゆるハーフ(ホントはダブルww…)なので、日本の戸籍上もセカンドネームを持っています。
みなさんウスウスご承知の通り、私はこう見えて〝凝り性〟(性格はズボラですが…)なので…子の名前にはこだわりました。ファーストネームの日本語も、セカンドネームのスペイン語でも、2人の名前の読みと表記(カタカナ&ローマ字)が、同一で同じ字数となるようにと、妻と2人で大変腐心しました。
それが「悠司マリアーノ(YUJI MARIANO)」と「晃司アントニオ(KOJI ANTONIO)」です。。これって結構すごい名前なんです。。もし「ルイス(LUIS)」だったら…ローマ字では「RUISU」。。「カルロス(CARLOS)」なら「KARUROSU」とローマ字では表記されてしまうのです。。私たちはわざわざ、「日本語のヘボン式ローマ字」表記と「スペイン語表記」が、同一な名前を選んだんです!
ところが、彼らが2歳の時、親として代理で取得したパスポートを見た私は、愕然としました!「あっ! 名前がつながって1つにされている!!」。そうです。。古来、「日本人の名前は、どんなに長くてもスペースで区切らない」からです!! 私は、そこまで事前に予期しなかった自分の無知を恥じました!
というわけで今回、2度目の取得に際し…「日本語の名前とあちゃらの名前は離してくれませんか?」と担当のお姉さんに丁重にお願いしてみたところ…お忙しい中、わざわざ県の旅券担当課に問い合わせてくださったのです。。
しかし!! 「県から外務省にも問い合わせてもらったのですが…『基本的に1回でも発行したパスポートの姓名の表記は変えられない』そうです。なので、今回から変更するためには『現在〝生活で重大な不都合を被っているという証明〟が必要』だそうです』と教えられて大ショック!! 悔しさのあまり「いったん持ち帰って、どうゆう不都合があるか考えてきます」「母親の国の証明書のコピーとかも取り寄せてみます」と言って、今日のところは帰ってきてしまいました。
もちろん、今の日本での実生活で不都合など、まったくありません。でも、この先海外に出ればあるかもしれませんよね? 「たかがスペース1文字分ぐらい、ちょこっと修正してくれてもバチは当たらないのに…」と思うのですが…。「日本のお役所は融通が利かないなあ~!」という話でした。。まあ、電子データ化してある以上、「スペース」の1文字でも、変わってしまったら、検索も照合もできなくなりますから、仕方ないのかもしれませんが…幼児の時に親が取って、もう失効して12年も経っているパスポーとの名前ぐらいは、面倒な手続き抜きで変更できるといいのになと感じました。
そんな親の異様なこだわりをよそに、当事者の1人の晃司は…「別にパスポートの名前なんか、どうでもいいよ! 普段、他人に見せるものじゃないしさ」。。
至極真っ当な感想でした!!(笑)
<相良庁舎1階のロビーで『道路・橋梁老朽化対策パネル展示展』が開かれていました。全国的にも、我が市でも耐用年数の期限に来ている道路や橋梁が続出している時代だけに…「分かりやすくて、タイムリーな企画だな!」と感心しました。2月2日までだそうです>