同行地蔵尊とともに生きる
「お茶摘みはスポーツだ!!」
自称〝日本一のお茶どころ〟牧之原市の5000㌶の大茶園のド真ん中で開催された『第2回国際スポーツお茶摘み選手権 in 牧之原』に、行ってきました!!
大雨だった昨年とは対象的に、めまいがするほどの猛暑の中、米国、カナダ、イタリア等、6カ国からの9チーム36人の選手たちが『お茶摘み世界王者』の称号を目指して集結! 牧之原市特産の高級被覆深蒸茶『望』の工程を模した遮光シートの「かぶせ作業競争」や…秋冬番茶の「手摘み競争」などのユニークな種目で、熱い戦いを繰り広げていました。
地元茶生産者や茶商、JA青年部を中心にした主催の実行委員会のみなさん! ありがとうございました! この先、この珍しくも楽しい選手権がメジャーになるように私も微力ながらお手伝いできれば…と願っています。。よろしくお願いいたします!!
午後には、長藤で有名な地元の東光寺に伺いました。境内の一角の背中に〝元禄3年〟(1700)と刻まれたお地蔵様の新しい祠の『完成記念法要』に参列しました。
これまで『延命地蔵様』と呼ばれてきましたが、正式名称が不明だったこともあり、祠の新築を機に、釣学院の河内住職から新たに『藤見同行地蔵尊(ふじみどうぎょうじぞうそん)』と命名していただきました。
ご住職によれば、お地蔵さまは正式には「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」といい仏教の信仰対象である「菩薩」の1つ。。そして、その「菩薩」とは仏教において「成仏を求める修行者」なのだそうです。。修行者ではありますが、「人々と共に歩み、教えに導く」という姿から古来、庶民から尊敬、崇拝の対象とされたわけですね。。
そしてお地蔵さまは、仏教でわれわれが死後の輪廻の間に、各人の業(ごう)の結果として住むことになる6つの世界(六道)すべての世界(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)に現れて、衆生を救おうとするありがたい菩薩なんだそうです。
河内住職曰く…「そんな地蔵尊と共に寄り添い行を行うという意味で『同行地蔵尊』と命名しました。六道では〝人道〟にいるはずの、われわれでも自己中心的な喜怒哀楽の感情から、さまざまな悪い道、境地にいることもしばしばです。。大変な状況に陥っている人々に手を差し伸べて助け出す、救い出してあげることも我々の使命であり、人にとって大切なことなのです。もしもみなさんが、地蔵尊の存在を信じられないのであれば、自分自身が地蔵尊になればよいのです!!」。
目からうろこが落ちました! 心に沁み入りました!
建立に尽力された有志の会の亀甲会長、今日に合わせて藤の棚に風鈴を100個も取り付けてくださった仲町町内会の渡邊会長ほか、関係者のみなさまも、ありがとうございました!
夜には、某所でおそらくこの夏最後の花火を施設のみなさんと楽しみました。。まだまだ気温は高いけれど…吹く風には、すっかり秋の気配が漂ってきました。