新年最初の合同協議会
<前回2013年の私の選挙カーは1カ月前に他界した母の車でした=無料>
本日は、2017年最初の合同協議会(総務建設委員会)と広報特別委員会がありました。
各部・課からの報告事項は、以下の通りでした。
【総務部】
・選挙公営制度の導入について(総務課)
【政策協働部】
・連携中枢都市圏の形成について(企画課)
・総合計画審議会の内容について(企画課)
・公共交通について(企画課)
・平成29年度一般会計当初予算について(財政課)
【建設部】
・大井川広域水道企業団受水費引き下げについて(水道課)
・大江配水池築造工事受注について(水道課)
・牧之原市単独補助事業道路改良等整備事業及び小規模土地改良工事事業の規定(案)について(建設管理課)
・細江地区浸水対策について(建設課
【産業経済部】
・相良渋谷線(渋谷ライナー)宿泊費助成について(観光交流課)
どれもかなり重要な内容ですが、いつもと同じくとても全部詳しくご紹介&ご説明する時間がありません!! 必要なものはまた機会を見て取り上げることとして、今回は一番最初と最後の2つをご紹介します!!
・選挙公営制度の導入について(総務課)……今年で市制施行から12年、10月に行われる4回目の市長&市議会議員選挙で、ついに初めて『選挙公営費制度』が導入されることになりそうです。。
選挙公営費制度とは…「国または地方自治体が個々の候補者の選挙費用の一部を負担すること。選挙に金がかかりすぎて、政治腐敗や若年層の候補者難の原因になっていることや、候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で考え出された制度 」です。
地方選挙でも、全国の実に91.8%の自治体が導入済みで、静岡県内でも全23市中20市(昨年12月に導入を決めた伊豆の国市を含む)で実施されています。具体的には…今回、牧之原市では①選挙運動用の自動車代(ハイヤー契約またはレンタカー) ②選挙運動用ポスター作成費用 ③選挙運動用ビラの作成費用(市長選挙のみ)の3つに関して、公営制度を導入する見込みです。
これまでは、市民が選挙に出ようと思っても、1週間の選挙期間中の選挙カーや運転手(+ウグイス嬢)、そしてポスターにかかるすべての費用は、候補者個人で全額負担しなければなりませんでした。。100万円はゆうに超える大変な出費の末にやっと当選しても…市会議員の報酬は、月額税込みで27万円!! 昨今話題の『政務活動費』は、1円も支給されていません。。これでは、30~40代の「働き盛り世代」「子育て世代」が、地方議員を目指すにはハードルが高すぎます。
なので今回、一昨年に就任した良知議長の肝入りで、選挙公営費だけは支給が決まったことは、とても素晴らしいことだと思いますし、実際私もうれしく、ありがたく思っています。まだ正式な議案になる前ですので、この場では各々の項目に対しての支給上限額の公表は控えますが…計算上は、最大で市長選候補者には1人あたり57万9200円。市議会議員候補者には同45万9040円までを限度に、支給可能となるそうです。
この原資はもちろん市税ですから、今後さまざまなご意見やご批判の声も出ることでしょう。。しかし、政治に関心を持つ市民、自らの力でわが市を変えるという情熱をお持ちの若い世代の議会への進出のためには、絶対に不可欠な制度です!! どうかご理解のほどよろしくお願いいたします!!
・相良渋谷線(渋谷ライナー)宿泊費助成について(観光交流課)……昨年12月16日から東京・渋谷と牧之原市を結ぶ高速バス「相良渋谷線」(渋谷ライナー)の運行が開始されたことを記念して、今月6日から渋谷ライナーを利用し牧之原市内へ宿泊した方を対象に『宿泊料金キャッシュバックキャンペーン』が始まりました。
①渋谷マークシティーより渋谷ライナーに乗車して…②市内バス停(富士山静岡空港・静波海岸入口・相良営業所のいずれか)で下車し…③下車当日より牧之原市内18の「キャンペーン対象施設」に宿泊すると…④片道バス運賃相当額(大人3500円・こどもは半額)が宿泊料金から割引されるというものです。
首都圏との新規路線開設を記念して、市内への訪問・滞在を促進し、観光や商業振興を図るためのステキな企画なのですが…諸事情から対象は最大100人(35万円)で期間は、海水浴やお茶の時期ではない「2月末日まで」というのが、かなり引っ掛かります。。
加えて、市はHPで大々的にPRしていますし、バス会社旅行会社、県の東京事務所なども告知や広報活動に積極的に協力してくれているのに…市から新規の助成金を受け取って、宿泊業者に支給する立場の牧之原市観光協会ではホームページ上で一切、このイベントの告知や説明をしていません。。Facebookやツイッター、インスタグラムなど、現代の情報時代、IT社会に不可欠なSNSの活用どころか、アカウントすら所持していません。。
これでは、せっかくの出血イベントがまったく世の中に広まりませんし、マイカーでやってくる常連のサーファーや家族連れ以外…とてもこの真冬の牧之原市までバスを使って泊りがけで遊びに来ようという都会の人はいないでしょう。。。市の観光情報がほとんど更新されていないどころか…発信さえされていないのですから!! 昨年12月議会での観光センターの指定管理者選定の際の「附帯決議」を振り返るまでもなく、全世界に向けた牧之原市の観光情報の広報や管理体制そのものを根本的に考え直す時期に来ています!!
このままでは永遠に、観光客増による経済効果は見込めないし、宿泊客は増えません!!